クロス集計表から分析する(1)
2017/08/24
カテゴリ:コラム「統計備忘録」
タグ:統計備忘録
※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ クロス集計表の分析というと、カイ二乗検定しか思い浮かばない人も多いかと思いますが、私が知っているだけでも、20種類を超える統計量や多変量解析があります。この統計WEBのメインページにも、2×2のクロス集計表から計算可能な各種の検定や統計量が全部で12個載っており、入力フォームの集計表の各セルに任...
統計ソフトと集計ソフトの違い(3)
2017/08/23
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 集計ソフトの特徴が最も顕れるのは多重回答の扱いです。多重回答とは、アンケートで「この中から、あてはまるものをすべてに〇を付けてください」という質問に対する回答です。複数回答とも言います。英語ではMultiple answerですから、略してMAと言います。これに対し、「1つだけ〇を付けてください」とい...
統計ソフトと集計ソフトの違い(2)
2017/08/23
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 統計ソフトでも集計ソフトでもスプレッドシート状のウィンドウを開き、どの列に何のデータを入力するか決め、1ケースごとに1行に入力していくのは同じです。ほとんどソフトはExcelに入力しておいたデータをコピーして貼り付けることができます。ただし、集計ソフトでは、データ入力以外にも必要な作業があり...
統計ソフトと集計ソフトの違い(1)
2017/08/23
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 当社では「エクセル統計」と「秀吉」というソフトを扱っています。前者が統計ソフト、後者が集計ソフトです。 統計ソフトを利用した見返りは統計解析の結果です。 多くの統計解析では行列演算や複雑な演算を繰り返し行なっているので、とても手計算ではやっていられません。それに、計算のロジックを...
交互作用とは
2017/08/19
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 私が「交絡」という言葉に初めてお目にかかったときのことですが、「交互作用」と勘違いしてしまった覚えがあります。でも、両者は別物です。英語にすれば、前者が confunding、後者が interaction ですね。今回は後者について書きます。 交互作用とは、2つ以上の要因が考えられるとき、要因が組み合わさっ...
層別分析とは
2017/08/19
カテゴリ:コラム「統計備忘録」
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 飲酒の量と肺がんの発症率は、今のところ直接関係が無いとされています。しかしながら、お酒をよく飲む人と、あまり飲まない人に分けて肺がんの発症率を調べると、お酒をよく飲む人の方が発症率が高くなる傾向があります。これは、お酒をよく飲む人に喫煙者が多いからと考えられます。そこで、調査対象者を、...
交絡因子とは
2017/08/19
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 医学研究の本を読むと「交絡因子があれば、多変量解析を使って調整する」という記述をよく目にします。交絡因子とは、要因と結果の両方の変数と関連がある第3の変数のことです。交絡因子がある場合に、ある要因と結果の関係を単変量解析によって評価しようとすると、交絡因子バイアスが発生して正しい評価が...
単変量解析とは
2017/08/19
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ エクセル統計のサポートをしていると、「単変量解析をするにはどうしたらよいのか」という問い合わせを受けることがあります。単変量解析が説明変数(=独立変数)が1つだけの解析という意味なら、ほとんどの場合は多変量解析のツールをそのまま使うことができます。多変量解析の入門書を読むと、説明変数が...
無相関の検定―相関係数の有意性を検定する
2017/08/19
カテゴリ:コラム「統計備忘録」
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 「幾つデータが必要か? - 相関係数の有意性検定」をアップして以来、「相関係数の有意性検定」を調べている方のアクセスが増えているので、Excelを利用した検定の方法についても書いておきます。 相関係数の有意性検定は、「母相関係数が 0 である」を帰無仮説としています。「母相関係数が 0 」とい...
幾つデータが必要か?―測定の信頼性によ...
2017/08/19
カテゴリ:コラム「統計備忘録」
※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 昨年末から3回に亘って必要なサンプルサイズの計算式を紹介してきましたが、この式で求められた n だけデータを集めれば良いということではなく、多少上積みをしておきます。 通常、どんな測定方法を用いても、測定対象の真の値から幾らかのずれがあります(体重測定の結果や、テストの点数など思い浮かべ...