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母比率の差の検定(1標本)ーエクセル統計による解析事例

2025/06/11

カテゴリ:

※ このコンテンツは「エクセル統計(BellCurve for Excel)」を用いた解析事例です。

分析データ

下図のデータは、13人に犬と猫をそれぞれ飼っているかアンケートを取ったデータです。表中の1は「飼っている」を、0は「飼っていない」をそれぞれ意味します。

犬を飼っている人と猫を飼っている人

分析の目的

犬を飼っている人と猫を飼っている人の比率が同じか検定します。有意水準5%で両側検定を行います。

帰無仮説 H0:犬を飼っている人と猫を飼っている人の比率は等しい
対立仮説 H1:犬を飼っている人と猫を飼っている人の比率は異なる

データラベルの選択

下図のようにデータ入力範囲の先頭行「B2:C2」を選択します。

データラベルの選択

メニューの選択

メニューより[エクセル統計]→[1標本の推定と検定]→[母比率の差の検定(1標本)]を選択します。ダイアログが表示される際、セル範囲「B2:C15」が「データ入力範囲」に自動で指定されます。データの内容として[実データ]を選択し[OK]をクリックします。

[母比率の差の検定(1標本)]ダイアログ

nと比率

各カテゴリーのサンプルサイズn、比率が出力されます。

nと比率

母比率の差の95%信頼区間

標準正規分布を用いて母比率の差の区間推定を行った結果が出力されます。母比率の差の95%信頼区間は有意水準5%の検定結果と対応しています。

母比率の差の95%信頼区間

母比率の差の検定(1標本)

標準正規分布を用いて母比率の差の検定(1標本)を行った結果が出力されます。両側P値、片側P値がそれぞれ出力されます。

母比率の差の検定(1標本)

考察

両側検定のP値は0.7389なので、帰無仮説「犬を飼っている人と猫を飼っている人の比率は等しい」は棄却されませんでした。

ダウンロード

この解析事例のExcel ファイルのダウンロードはこちらから → example_48.xlsx

このファイルは、エクセル統計の体験版に対応しています。

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