ブルンナー=ムンツェル検定ーエクセル統計による解析事例
2017/08/06
カテゴリ:解析事例
※ このコンテンツは「エクセル統計(BellCurve for Excel)」を用いた解析事例です。
分析データ
下図は、男子10人と女子10人の身長のデータです。エクセル統計を用いてブルンナー=ムンツェル検定を行うことで、身長に関して男女間に差があるかどうか分析します。
ダイアログの設定
下図のように、セル「B3」を選択後、[Ctrl]キーを押しながらセル「C3」を選択します。メニューより[エクセル統計]→[ノンパラメトリック検定]→[ブルンナー=ムンツェル検定]を選択します。
ダイアログが表示される際、セル範囲「B3:B13」が[標本1の範囲]に、セル範囲「C3:C13」が[標本2の範囲]に自動で指定されます。[OK]を選択して分析を実行します。
基本統計量
男子と女子のサンプルサイズ、平均順位が出力されます。
検定結果
ブルンナー=ムンツェル検定は、正規分布またはt分布による検定を行いますが、小サンプルの場合はt分布による検定の方が精度が良いことが知られています。両側検定を行った結果、どちらの場合においても帰無仮説「男女間の身長に差はない」は棄却されませんでした。
参考文献
- E. Brunner, U. Munzel, "The nonparametric Behrens-Fisher problem: Asymptotic theory and a small-sample approximation", Biometrical Journal, 2000.
ダウンロード
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このファイルは、エクセル統計の体験版に対応しています。