散布図行列─エクセル統計による解析事例
2017/08/06
カテゴリ:解析事例
※ このコンテンツは「エクセル統計(BellCurve for Excel)」を用いた解析事例です。
分析データ
下図は、東京都新宿区にある大気汚染観測局「国設東京新宿局」の2016年8月14日から16日までの1時間ごとの観測結果より抜粋したデータです。エクセル統計を用いて散布図行列を作成します。
ダイアログの設定
下図のように表の先頭行「C3:H3」を選択します。メニューより[エクセル統計]→[基本統計・相関]→[散布図行列]を選択します。
[変数]タブ
ダイアログが表示される際、セル範囲「C3:H75」が[データ入力範囲]に自動で指定され、選択した変数が全て[分析に用いる変数]に指定されます。
[オプション]タブ
[オプション]タブで「回帰式を出力する」、「相関行列をヒートマップで出力する」、「散布図行列内に回帰直線を出力する」、「散布図行列内に相関係数を出力する」をオンにします。「対角要素のグラフの出力設定」欄の「ヒストグラムを出力する」をチェックし、「階級設定」は「スタージェスの公式」を選択します。「非対角要素のグラフの出力設定」欄の「軸ラベルを出力する」をオンにします。設定が完了したら、[OK]を選択し、分析を実行します。
基本統計量
各変数のサンプルサイズ、平均、不偏分散、標準偏差、最小値、最大値、尖度、歪度がそれぞれ出力されます。
相関行列とヒートマップ
変数の相関行列とそのヒートマップが出力されます。
サンプルサイズ
相関行列を計算する際に、変数の組み合わせごとに有効なサンプルサイズが出力されます。
回帰式
全ての変数の組み合わせについて、単回帰式「y=a+bx」の定数項、回帰係数、決定係数、自由度修正済決定係数が出力されます。
散布図行列
散布図行列が出力されます。
グラフ用データ
散布図行列を作成するためのデータが出力されます。
ダウンロード
この解析事例のExcel ファイルのダウンロードはこちらから → example_44.xlsx
このファイルは、エクセル統計の体験版に対応しています。