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Excelで重回帰分析(1)

2017/08/13

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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら


Microsoft(R) Excelがあれば統計ソフトを買わなくとも重回帰分析ができます。方法は2通りあって、1つはLINEST関数を使う方法、もう1つは分析ツールの回帰分析を使う方法です。後者の方が簡単なので、こちらから書きます。

分析ツールはExcel付属のアドイン・プログラムで、重回帰分析を行う前に、読み込んでおかなくてはいけません。読み込む方法についてはExcel 2003までと、Excel 2007以降で異なるため、Excelのヘルプより「分析ツール」を検索して調べてください。

それでは、次のデータを分析してみましょう。

分析ツールが読み込まれていれば、Excel 2003までなら[ツール]メニューから、Excel 2007では[データ]リボンから[分析ツール]を選択することができます。

リストから[回帰分析]を選んで[OK]ボタンをクリックすると、次のダイアログが表示されます。

[入力Y範囲]ボックスに目的変数のデータ範囲を、[入力X範囲]に説明変数のデータ範囲を入力します。データ範囲の先頭が変数ラベルなら、[ラベル]に必ずチェックを入れてください。

最後に[OK]ボタンをクリックすれば結果が出力されます。

分析ツールを使うときに気をつけなければいけないのは、「データに欠損があるケース」です。例えば次のようなケースです。

このケースで12行目までを入力範囲に設定して分析すると、次のメッセージが表示され結果は出力されません。

メッセージには「LINEST()関数エラー」とあります。次回は、このLINEST関数について使い方をみてみましょう。


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