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独立性の検定─エクセル統計による解析事例

2017/04/19

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※ このコンテンツは「エクセル統計(BellCurve for Excel)」を用いた解析事例です。

分析データ

下図のデータは、経済的なゆとりの意識を調査した結果です。エクセル統計を用いて、経済的なゆとりの意識が年齢によって差があるかどうかを調べます。

経済的なゆとりの意識と年齢のクロス集計表

グラフの作成

Excel のグラフ機能を用いて100%積み上げ横棒グラフを作成し、年齢ごとのゆとり意識の分布を比較します。30代・40代ではゆとり意識が低く、20歳未満や70歳以上ではゆとり意識が比較的高いことが見て取れます。

年代別ゆとり意識のグラフ

独立性の検定

セル範囲「B3:F3」を選択後、メニューより[エクセル統計]→[集計表の作成と分析]→[独立性の検定]を選択します。

データ範囲の選択

集計表全体のセル範囲「B3:F10」が自動で[データ入力範囲]に指定された状態でダイアログが表示されます。このまま[OK]をクリックします。

[独立性の検定]ダイアログ

一番上に、データ入力範囲の集計表に合計が追加された観測度数が出力されます。

出力「観測度数」

次に、合計の度数から期待される各セルの期待度数が出力されます。

出力「期待度数」

一番下に、独立性の検定の結果とCramer's Vの値が出力されます。

出力「独立性の検定」

考察

独立性の検定の結果より、帰無仮説「行要素と列要素は独立である」は有意水準1%で棄却され、年代によってゆとり意識には差があると言えるという結果になりました。

※ 掲載している画像は、エクセル統計による出力後に一部書式設定を行ったものです。

ダウンロード

この解析事例のExcel ファイルのダウンロードはこちらから → example_11.xlsx

このファイルは、エクセル統計の体験版に対応しています。

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