ローレンツ曲線とジニ係数─エクセル統計による解析事例
2017/04/19
カテゴリ:解析事例
※ このコンテンツは「エクセル統計(BellCurve for Excel)」を用いた解析事例です。
分析データ
下図は、2009年の家計調査の結果です。このデータを用いて、世帯当たりの年間収入のローレンツ曲線を描き、ジニ係数を求めてみます。(出典:総務省 平成21年次家計調査)
ダイアログの設定
下図のように、セル「B2」を選択後、メニューより[エクセル統計]→[特殊なグラフ]→[ローレンツ曲線とジニ係数]を選択します。
ダイアログが表示される際、セル範囲「B2:B12」が[データ入力範囲]に自動で指定されます。[実データ または 階級平均値]を選択し、[OK]をクリックします。
ローレンツ曲線
ローレンツ曲線が出力されます。横軸は累積相対度数、縦軸はシェアを示します。
ローレンツ曲線から、全世帯のうち年収が少ない方の世帯80%の年収総額は、全世帯の年収総額の約60%であるといったことが見てとれます。
集中度の指標
集中度の指標が出力されます。ジニ係数は完全平等のときに0をとり、格差が進むと1に近づきます。その他、HHI(ハーフィンダール=ハーシュマン指数)やエントロピーも出力されます。
グラフ用データ
ローレンツ曲線のグラフの元データが出力されます。
ダウンロード
この解析事例のExcel ファイルのダウンロードはこちらから → example_34.xlsx
このファイルは、エクセル統計の体験版に対応しています。