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統計記号†

2017/08/19

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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら


「統計記号 †」を検索していて、統計WEBにたどり着かれる方がいらっしゃいますが、統計WEBのどこにも記述がなかったので、今回、コラムに書いておきます。

† や †† の符号は検定結果の表中に 用いられていることがまれにあります。 † は短剣符(dagger、ダガー)と呼ばれ、パソコンに「だがー」と入力して変換すると出てきます。† は*(asterisk、アスタリスク)と同じように危険率の値(p値)を識別するために使われますが、アスタリスクと比べると、使い方はまちまちのようです。

アスタリスクは、次の表のように、1個でp<0.05、2個ならp<0.01というのが一般的です。たまに3個アスタリスクが並んでいる例もありますが、この場合はp<0.001として使われることが多いようです。

一方、短剣符 † は、p<0.1を表していることもあれば、片側検定と両側検定の結果を同時に記述する際、片側検定のp値を短剣符 † によって表していることもあります。APA(アメリカ心理学会)では『APA論文作成マニュアル』の中で後者の用法を指導しています。

 

 * p < .05 (両側検定)
 ** p < .01 (両側検定)
  p < .05 (片側検定)
 †† p < .01 (片側検定)

 

短剣符だけでなくアスタリスクの用法にしても絶対的なルールは無いので、先ほどの表のように、危険率注(probability notes)をつけて符号の意味することを明らかにしなければいけません。

 

注)「P = 0.05 だったら」の記事中では大文字の P を使っていますが、今回はAPA論文作成マニュアルにならい小文字でイタリックの p にしています。どちらを使用すべきか、統一のルールはないようです。


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