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級内相関係数─エクセル統計による解析事例

2017/04/19

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※ このコンテンツは「エクセル統計(BellCurve for Excel)」を用いた解析事例です。

分析データ

下図は、5人の医師(A、B、C、D、E)が9人の患者に対して0~6点の7段階の評価スコアで自発性の日常生活動作への意欲を評価したデータです。エクセル統計を用いて級内相関係数の算出を行い、5人の医師の評価結果の一致度を見てみます。(出典:「臨床データの信頼性と妥当性」サイエンティスト社)

日常生活動作への意欲

ダイアログの設定

下図のように表の先頭行「B4:G4」を選択します。メニューより[エクセル統計]→[基本統計・相関]→[級内相関係数]を選択します。

データ範囲の先頭行を選択

ダイアログが表示される際、セル範囲「B4:G13」が[データ入力範囲]に自動で指定されます。今回のデータでは、評価者が固定されている(ランダムに選ばれた評価者ではなく、特定の評価者である)と仮定し、モデルを[二元配置混合]にします。[OK]を選択し、分析を実行します。

ダイアログ

ケースの要約

「有効ケース」、「不明ケース」、「全体」の件数および割合が出力されます。「有効ケース」が分析対象となります。

ケースの要約

級内相関係数

級内相関係数が出力されます。「単一の信頼性」は、評価データをそのまま用いて算出された一致度を、「平均の信頼性」は、評価データの平均値を用いて算出された一致度を示します。いずれの結果も級内相関係数は0.9を超えており、5人の医師の評価の一致度は非常に高いと推測されます。

級内相関係数1
級内相関係数2

分散分析表

分散分析表として各因子の平方和、自由度、平均平方、F値、P値、判定結果が出力されます。

分散分析表

ダウンロード

この解析事例のExcel ファイルのダウンロードはこちらから → example_39.xlsx

このファイルは、エクセル統計の体験版に対応しています。

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