BellCurve 統計WEB

ブログ

Excel関数で複数の条件を満たすデータの件数を求める方法

2017/12/20

カテゴリ:

Excel の関数を用いて複数の条件を満たすデータの件数を求める方法を紹介します。

概要

ここでは、あるテストの点数を集計したデータを対象に、複数の条件を満たすデータの件数を調べます。性別は2カテゴリー、クラスは4カテゴリー、点数は100点満点の値となっています。

性別・クラス・点数のデータ

性別とクラスの2つの条件を満たすデータの件数を求める方法として2つの方法を紹介します。

方法1

SUMPRODUCT関数を用いて求めます。

=SUMPRODUCT((セル範囲1=値1)*(セル範囲2=値2))

[セル範囲1]に性別のセル範囲、[値1]にG4、[セル範囲2]にクラスのセル範囲、[値2]にH4として、下図のように性別が1でクラスが1のデータの件数を求める数式を入力します。

このセルの数式を他の条件の件数を求める数式としても用いるため、性別とクラスのセル範囲に$マークを付けて、絶対参照とします。

方法1の数式の入力

I4セルをコピーし、残りの条件のセル範囲に数式を貼り付けます。

方法1の数式の入力

方法2

COUNTIFS関数を用いて求めます。この関数はExcel 2007以降のExcel で利用できます。

=COUNTIFS(セル範囲1, 条件1, セル範囲2, 条件2)

[セル範囲1]に性別のセル範囲、[条件1]にG15と等しいという条件、[セル範囲2]にクラスのセル範囲、[条件2]にH15と等しいという条件として、下図のように性別が1でクラスが1のデータの件数を求める数式を入力します。

このセルの数式を他の条件の件数を求める数式としても用いるため、性別とクラスのセル範囲に$マークを付けて、絶対参照とします。

方法2の数式の入力

I15セルをコピーし、残りの条件のセル範囲に数式を貼り付けます。

方法2の数式の入力

結果

2つの方法で同じ結果が得られます。

結果

ダウンロード

この統計Tipのテキストファイルのダウンロードはこちらから → tips_21.xlsx

このコンテンツは、Excel 2016を用いて作成しています。

エクセル統計


統計学やデータ分析を学ぶなら、大人のための統計教室 和(なごみ) [業務提携]


【BellCurve監修】統計検定®2級対策に最適な模擬問題集1~3を各500円(税込)にて販売中!

Kindleストアで配信中

統計検定®2級 模擬問題集1

500円(税込)

統計検定®2級 模擬問題集2

500円(税込)

統計検定®2級 模擬問題集3

500円(税込)