統計検定 合格者の声 -あざらし様
2022/10/19
カテゴリ:統計検定
実質五週間で統計検定2級に受かりました。
スペック:大学受験で数学を使わず、高校でも数学はⅠAしかやっていませんでした。微分積分できません。大学でも統計学を学んだことはありません。当然、標準偏差や分散も知らずギリシャ文字も読めません。ただ、文系で暗記は得意でした。
試験3週間前から
- 統計Web(2週間)流し読み。とりあえず全容を把握しようと、まずは最後まで読むことを優先して読み進めました。
- 2018-2021の過去問を二週
- 2011-2015の過去問は暗記するほどやり込み
過去問解説を何度読んでも意味がわからないものや、試験本番で解けそうにない過去問はやり込み対象から外しました。 そしてYouTubeを見たりググッたりして分からないところを自分なりに調べました。
一回目 53点で不合格
- 1変数2変数記述統計50%
- データ収集確率分布58%
- 推定検定線形モデル50%
初見で解き方が全く分からないものが10問くらいありました。
二回目に向けてUdemyの統計学講座を購入。ひたすら一週間Udemyをやりこみました。逆に過去問はやりませんでした。すると、、、
二回目 48点で不合格
- 1変数2変数記述統計75%
- データ収集確率分布42%
- 推定検定線形モデル38%
点数は若干下がりましたが、見たことがない問題はかなり減りました。一回目は過去問をやり込んでいたので、解けた問題が若干多かっただけだと思います。二回目はちゃんと勉強したけど、実力追いつかず落ちた気がします。記述統計が大きく上がり、手応えを感じたので、三回目も申し込みしました。
三回目に向けて、
- 2016-2017の過去問を購入し、やり込み
- 統計Webをもう一度読み、演習問題を全て解けるようにしました
- Udemyや統計Webの演習問題、過去問の中で気になる部分について単語帳を作成して丸暗記
- 試験前日から当日までは、過去問の計算問題をひたすらやり込んでました
三回目 66点で合格
- 1変数2変数記述統計75%
- データ収集確率分布67%
- 推定検定線形モデル60%
一回目のテストと二回目、三回目まではそれぞれ1週間あけました。CBTで受験可能な時間のギリギリのスケジュールです(前回受験終了時間の168時間後)。数学得意な方にはなんの参考にもならないですが、もし、数学をやってないけども資格を取らなければならなくなった人には参考になると思います。
統計Webは、受験する上では必須の知識です。参考書を買わずに過去問を何周もやり込みする方法で他の資格試験に受かったことがありますが、統計検定2級は過去問やり込みでは太刀打ち出来ませんでした。まず、素人だと問題文の単語の意味が分からないと思いますし。なので、時間が無くて統計学の知識がゼロの人は、まずは統計Webの読破、そして過去問対策に尽きると思います。
CBT受ける人向けの情報としては以下の通りです。
- 47都道府県の幹葉図は三回とも出ました
- 共分散、相関係数どちらかを計算させる問題も三回とも出ました
- 微分積分は出ませんでした(たまたまかも)
- 統計量を計算させる問題は少なく、計算式を選ばせるスタイルでした。なので、自由度が正しく導けて、片側か両側かも間違えなければ選択肢を絞り込めます。
- 2011-2015の過去問からは特に出やすいです。問題文同じものもあります。Amazonで売り切れないうちに2011-2015の過去問は買っておくのがオススメです。2016-2021からは全く出ないという訳では無いので、とりあえず過去問は全部やり込むと良いと思います。
3回も受けるなんて頭悪いと思われてしまっても仕方ないですが、一から統計学を勉強するとなるともっと何ヶ月もかかるので、受験代はさておき、コスパは良かったと思います。きちんと時間が取れる方は書籍を購入されてじっくりやり込む、正統派のやり方が良いと思います。私も何冊か買いましたが、過去問に優る対策無し!と思い、結局ほぼ読みませんでした。
また、数学ができない身としては解き方をいかに身につけるかが苦労しました。試験時に実際に解けるように、を心がけて、ひたすら手を動かしてました。手で書きながら手で計算式を覚えた感じです。