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錯誤相関

2017/08/19

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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら


先日、バイアスについて調べ物をしていたところ、Wikipedia上で「錯誤相関」なる用語と遭遇しました。忘れないうちに備忘録にメモしておきます。

錯誤相関(英語ではillusory correlation)とは、相関があると思い込んでしまうこと、錯覚による相関です。例えば、あなたが、初めての旅行先で道に迷って途方に暮れていたところ、通りすがりの地元の人が目的地まで連れて行ってくれたとします。たまたま通りすがりの人が親切だっただけかもしれませんが、あなたは、「この土地の人はなんて親切なんだろう」と思うのではないでしょうか。このケースでは、初めての旅行先で「情報が少なく」、誰かに助けてもらいたいという「期待」があったところへ、わざわざ目的地まで連れて行ってくれるという「稀な」やさしさに出会ったのですから、錯誤相関が生じる条件を十分に満たしています。

芸能人が不祥事を起こしたときに「やっぱりね」なんて思うのも、ジンクスを信じるのも、錯誤相関によることが多いと思います。

データ分析をしていて、僅かな違いに意味を見出すのも、違いがあるのに無視してしまうのも錯誤相関のなせる業かもしれません。



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