エクセル統計/エクセル統計2015 ユーザーサポート
よくあるご質問と回答
Q. エラーメッセージ「ステップ(数字):反復推定を上限まで行いましたが解が収束しなかったため分析を中断しました」と表示され、分析が中断する
回答
二項ロジスティック回帰分析、多項ロジスティック回帰分析、順序ロジスティック回帰分析、条件付きロジスティック回帰分析、プロビット回帰分析では、結果が収束するまで反復計算を行いますが、解が収束する前に反復計算の回数が上限に達した場合、このエラーメッセージが表示されます。
原因
このような場合、下記のいずれかの原因が考えられます。
- ダイアログ上の「反復回数の上限」に指定した値が、解が収束するまでに必要な反復計算の回数より小さい。
- 目的変数の値によりデータ全体を分割したとき、ある群がすべて同じ値で別の群の最小値または最大値と等しい説明変数がある。
- 目的変数の値によりデータ全体を分割したとき、ある群内で線形結合している説明変数がある。
- 目的変数の値によりデータ全体を分割したとき、各群でデータの分布が極端に偏っていて重なる部分がほとんどない。同じデータで判別分析を行ったとき、誤判別のケースが少なく判別的中率が高い状態を指します。
対処法
下記のいずれかの対処法を行うより、結果が算出される可能性があります。
- 反復回数の上限を増やす。
- ケース(件数)を増やす。
- ケース(件数)を減らす。
- 説明変数を減らす。