直交配列表(L8)の分析 : Orthogonal Arrays (Taguchi Designs)
概要
要因効果の検定で因子の数が多い場合、全ての因子の組み合わせに従って実験を行おうとすると実験回数が多くなり、要因効果を検定する方法も容易ではありません。このような場合、直交配列表に基づく実験計画を適用することで要因効果を検定することができます。
L8型の直交配列表は、2水準の因子を最大7つまで対応可能で、8回の実験を行うことで要因効果を検定できます。また、特定の因子同士の交互作用の検定も行うことができます。本製品では最大4因子まで割り付けることができます。
直交配列表
各セルの「1」、「2」は各因子の水準を表しています。
割り付けパターン
A~Dが各因子の要因効果、ABやACなどが交互作用、eは誤差を表しています。3要因の実験の場合、直交配列表の1、2、4列目に因子A、B、Cを割り付けます。4要因の実験の場合は、求めようとする交互作用に合わせて6または7列目に因子Dを割り付けます。
分析例ファイルのダウンロード
直交配列表(L8)の分析を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。
なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。
処理対象データ
割り付け表形式
データサイズ範囲 | 処理対象データ | |||
---|---|---|---|---|
行数 | 列数 | 数値 | 文字列 | 空白 |
8行 | 1列 | ○ | × | × |
※:○…処理可、×…処理不可、欠…欠損値として除く
出力内容
割り付けパターンに従った分散分析表を出力します。