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母比率の差の検定 : Hypothesis Testing for the Difference in the Population Proportions

概要

母集団からサンプリングした対応のない2標本について、サンプルサイズ( \(n_1,\ n_2\) )と比率( \(p_1,\ p_2\) )を用いて「2標本の母集団の比率が等しい(\(\Pi_1=\Pi_2\))」という帰無仮説を検定します。「 \(\Pi_1\neq\Pi_2\) 」を対立仮説に設定する場合、両側P値より有意性を判定します。「 \(\Pi_1<\Pi_2\) 」あるいは「 \(\Pi_1>\Pi_2\)」を対立仮説に設定する場合、片側P値より有意性を判定します。

分析例ファイルのダウンロード

母比率の差の検定を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。

 ex_03_TwoSample.xlsx

なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。

 無料体験版ダウンロード

処理対象データ

「要約データ形式」のデータを計算することができます。

要約データ形式のレイアウト例

  • 先頭行を変数のラベルとして扱います。
  • 2行目を「サンプルサイズ」、3行目を「比率」として計算に用います。
  • 欠損値がある場合は計算を行いません。
  • 「サンプルサイズ」が0または負の場合は計算を行いません。
  • 「比率」が負の場合は計算を行いません。

先頭行のラベルを除いたセル範囲について、、行数と列数の上限、扱えるデータの種類は次の通りです。

データサイズ

  • 行数2行
  • 列数1~255列

データ内容

  • 数値○:処理可
  • 文字列×:処理不可
  • 空白×:処理不可

出力内容

標本1と標本2に複数の変数を指定した場合、すべての変数の組み合わせについて検定を行います。

基本統計量 標本1と標本2の「有効サンプルサイズ」と「比率」
母比率の差の95%信頼区間 2標本の母比率の差の95%信頼区間の「下限値」と「上限値」
母比率の差の検定 帰無仮説:「2標本の母比率は等しい」について、正規分布に従う統計量を用いて検定した結果です。「統計量:z」、「両側P値」、「片側P値」、及びP値が0.05未満なら"*"、0.01未満なら"**"が出力されます。
エクセル統計を使えば、Excelのデータをそのまま簡単に統計解析できます。


2標本の比較 その他の手法

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