追加された機能
このページでは、エクセル統計2012からの変更点とエクセル統計2015以降で新たに追加された機能を掲載しています。変更内容はExcelファイルでもご確認いただけます。→「changepoint_2.00.xlsx」をダウンロード
エクセル統計では、エクセル統計2015以前に搭載済みの手法の機能と操作性の向上を図るとともに、一対比較、直交配列表の作成、多次元尺度法など8手法を追加しました。
※文末に数字が付いているものはバージョン 2.00以降で追加された機能であり、追加された時点でのエクセル統計のバージョンを示しています。
目次
エクセル統計2015(バージョン1.00~1.03)からの変更点
新しく追加された手法
基本統計・相関
- ドットプロット
- 量的データのドットプロットを作成します。
- カーネル密度推定(Ver 3.10)
- 量的データのカーネル密度曲線やバイオリンプロットを作成します。
- 統計グラフ(データベース形式)(Ver 2.20)
- データベース形式のデータからヒストグラム、幹葉表示、箱ひげ図、ドットプロット、カーネル密度曲線、平均値グラフを作成します。
- 散布図行列
- 変数のすべての組み合わせにおいて散布図を出力します。
2標本の比較
- ブルンナー=ムンツェル検定
- 対応のない2標本の母集団分布の同一性を検定します。
分散分析・多重比較
- 比率の多重比較(Ver 4.06)
- 対応のない多標本について、Marascuilo手順による比率の多重比較を行います。
- 直交配列表の作成
- 水準データから、直交配列表を作成します。
- 乱塊法
- ブロックの中で条件をランダムに割り付けた実験計画表を作成します。
- 一対比較
- 官能試験などにおける比較対ごとのデータを分析します。
ノンパラメトリック検定
- ブルンナー=ムンツェル検定
- 対応のない2標本の母集団分布の同一性を検定します。
時系列分析・曲線のあてはめ
- 単位根検定(Ver 2.20)
- 時系列データが単位根過程に従うかを検定します。
- 共和分検定(Ver 2.20)
- 複数の単位根過程を持つ時系列データに共和分の関係が見られるかを検定します。
多変量解析
- 線形混合モデル(Ver 2.20)
- 1階ネストした変量効果を持つ重回帰分析を行います。
- 多次元尺度法
- データベース形式の多変量データから距離行列を作成し、トーガソンの方法やサモンマッピングにより低次元にマッピングします。
- 多次元尺度法(行列形式)
- 非類似度行列(距離行列)を低次元にマッピングします。
- 数量化Ⅳ類
- データベース形式の多変量データから距離行列を作成し、低次元にマッピングします。
- 数量化Ⅳ類(行列形式)
- 類似度行列を低次元にマッピングします。
ユーティリティ
- カテゴリー変数への変換(Ver 2.10)
- 連続変数をカテゴリカルデータに変換します。
- 乱数の生成(Ver 2.10)
- 特定の確率分布に従う乱数を生成します。
- 傾向スコアマッチング(Ver 3.20)
- 傾向スコアから1vs1マッチングを行います。
新しく追加された機能・変更のあった機能
基本統計・相関
- 記述統計量
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。(Ver 2.10)
- 層別の記述統計量・相関比
- 二乗平均平方根、幾何平均、調和平均、中央値、第1・第3四分位数と四分位範囲、変動係数、尖度、歪度を出力するオプションを追加しました。(Ver 2.15)
- 母平均の推定を出力するオプションを追加しました。指定した信頼度による母平均の信頼区間(下限値・上限値)が出力されます。(Ver 4.02)
- 変数ごとに層別要因のカテゴリーと統計量でクロス集計した出力を追加しました。(Ver 4.04)
- 度数分布とヒストグラム
- ヒストグラム上部に横向きの箱ひげ図を同時に出力できるオプションを追加しました。
- 箱ひげ図
- 箱ひげ図の数値軸の最大値、最小値を設定するオプションを追加しました。
- 箱ひげ図に平均値とその95%信頼区間を出力できるオプションを追加しました。(Ver 2.20)
- ドットプロット
- ドットプロット上に平均や標準偏差を表示するオプションを追加しました。(Ver 2.15)
- ドットプロットの数値軸の最大値、最小値を設定するオプションを追加しました。(Ver 2.15)
- ドットプロットのデータ点の散布方法を設定するオプションを追加しました。(Ver 2.15)
- ドットプロット上に標準誤差を表示するオプションを追加しました。(Ver 3.20)
- 外れ値検定
- 外れ値を検定する方法として、「Smirnov-Grubbs」に加えて「Thompson」、「Masuyama」、「Dixon」を追加しました。任意の有意水準を設定できるようにし、「両側検定」もしくは「片側検定」の選択ができるオプションを追加しました。
- 「方法」で[Masuyama]を選択した際に、従来通りの検定に加えて未知サンプルに対する棄却限界の推定を行うオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- 相関行列と偏相関行列
- 相関関係を無向グラフとして出力するオプションを追加しました。
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。(Ver 2.10)
- 相関行列と偏相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- [有意な偏相関のみエッジを描画する]オプションで、任意の有意水準を設定するオプションを追加しました。(Ver 2.15)
- ケンドールの順位相関行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。(Ver 2.10)
- 順位相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- 分析可能なデータサイズ範囲を3,000件から60,000件へ拡大しました。(Ver 2.10)
- スピアマンの順位相関行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。(Ver 2.10)
- 順位相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- 分析可能なデータサイズ範囲を3,000件から60,000件へ拡大しました。(Ver 2.10)
- 分散共分散行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。(Ver 2.10)
- 散布図行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。(Ver 2.10)
- 相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- 散布図内に回帰直線を表示するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- 散布図行列の上三角要素に相関係数を表示するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
1標本の推定と検定
- 母比率の推定
- 「確率分布」オプションを廃止し、新たに「信頼区間の計算」オプションを追加しました。また、「確率分布」オプションにおける「正規分布」と「F分布」を、「信頼区間の計算」オプションにおける「Wald法(正規分布)」と「Clopper-Pearsonの正確法(F分布)」へそれぞれ変更しました。併せて、「信頼区間の計算」オプションとして「Wilsonのスコア法」、「Agresti-Coull法(調整Wald法)」、「Jeffreys法」を追加しました。(Ver 2.10)
2標本の比較
- 母平均の差の検定(表形式)
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。(Ver 2.10)
- 母平均の差の検定(データベース形式)
- ノンパラメトリック検定の「ブルンナー=ムンツェル検定」を同時に行えるオプションを追加しました。
- マン=ホイットニーのU検定
- 2標本のサンプルサイズの合計が20以下の場合に、正確検定が出力されるようになりました。
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。(Ver 2.10)
集計表の作成と分析
- カテゴリカルデータの度数分布
- 出力されるグラフ形式を従来の「円グラフ」に加えて、「縦棒グラフ」、「累積縦棒グラフ」、「横棒グラフ」、「累積横棒グラフ」から選択可能となるオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- クロス集計表の作成と分析
- 度数を含むデータからクロス集計表を作成するオプションを追加しました。
- リスク差を出力するオプションを指定した際、リスク差を列方向から行方向へ計算するよう変更しました。(Ver 2.15)
- リスク比・オッズ比
- リスク差を列方向から行方向へ計算するよう変更しました。(Ver 2.15)
- コレスポンデンス分析
- 行プロファイル表、列プロファイル表の出力を追加しました。(Ver 2.15)
ノンパラメトリック検定
- マン=ホイットニーのU検定
- 2標本のサンプルサイズの合計が20以下の場合に、正確検定が出力されるようになりました。
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。(Ver 2.10)
生存分析・ハザード分析
- カプラン=マイヤー法(表形式)
- 累積生存率の95%信頼区間算出方法として「変換なし」、「対数変換」、「二重対数変換」、「逆正接変換」、「ロジット変換」を選択できるオプションを追加しました。
- カプラン=マイヤー法(データベース形式)
- 累積生存率の95%信頼区間算出方法として「変換なし」、「対数変換」、「二重対数変換」、「逆正接変換」、「ロジット変換」を選択できるオプションを追加しました。
- データが1群のみの場合でも分析を実行できるよう変更しました。(Ver 2.10)
- Cox比例ハザードモデル
- ノモグラムを出力するオプションを追加しました。
時系列分析・曲線のあてはめ
- 移動平均法
- 複数列のデータを選択した際に、分析単位に「列ごと」もしくは「指定範囲全体」を選択できるオプションを追加しました。また、分析可能なデータサイズ範囲を600件から10,000件に拡大しました。
- 指数平滑法
- 複数列のデータを選択した際に、分析単位に「列ごと」もしくは「指定範囲全体」を選択できるオプションを追加しました。また、分析可能なデータサイズ範囲を600件から10,000件に拡大しました。
多変量解析
- 重回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- 二項ロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- ROC曲線を出力するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- ノモグラムを出力するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- 多項ロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- 順序ロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- 条件付きロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- クロンバックのα
- [線形結合している変数を含めて分析する]オプションを追加しました。(Ver 4.05)
- クラスター分析
- 各クラスターに所属する個体名あるいは変数名が出力されるようになりました。
- 階層クラスター分析において個体分類を選択時に使用可能な変数を20列から50列へ拡大しました。(Ver 2.15)
- 数量化3類
- データの種類が「0/1型」の場合、1以外のセルがすべて空白、あるいは1以外のセルがすべて0でなければ分析を実行できないよう仕様を変更しました。(Ver 2.10)
管理図・ROC曲線
- ROC曲線
- 分析可能なデータサイズの行数の上限を10,000行から60,000行に変更しました。(Ver 2.10)
特殊なグラフ
- 散布図 - ラベル付き・層別
- 1つ目のダイアログと2つ目のダイアログを統合して、1つのダイアログになりました。
- 三角グラフ
- 層別の変数や3つの頂点の変数を設定するオプション、平均値を出力するオプションを追加しました。
- 軸ラベルの表示位置について、三角形の「頂点」または「辺」を選択するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- 1軸、2軸、3軸の配置について、1軸を三角形の上の頂点として、2軸と3軸を時計回りに配置するか反時計回りに配置するかを選択するオプションを追加しました。(Ver 2.10)
- ピラミッドグラフ
- 入力データを出力する際、出力方向を「上から」と「下から」から選択できるオプションを追加しました。
ユーティリティ
- データ変換
- 分析結果に変換後のデータの基本統計量を追加しました。(Ver 2.15)
- 乱数の生成
- 多変量正規分布に従う乱数を出力するオプションを追加しました。(Ver 3.10)
ヘルプ
- リプレイ(Ver 2.20)
- 直前に分析を行ったデータに対し、同じデータを選択して再度ダイアログを表示する機能を追加しました。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから設定できます。
- 設定オプションの出力(Ver 2.10)
- 結果を新規シートに出力する機能において、実行した日時、分析を行ったブック名やシート名、ダイアログ上で設定したオプションの内容を出力する機能を追加しました。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから設定できます。
- 出力言語の設定(Ver 2.10)
- 「記述統計量」、「母平均の差の検定(表形式)」、「マン=ホイットニーのU検定」について、日本語で出力するか英語で出力するかを選択する機能を追加しました。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから設定できます。
- BellCurveマイページ(Ver 2.20)
- ブラウザを表示し、弊社が運営するBellCurveマイページへアクセスします。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから実行できます。
メニュー名の変更
- 「フィッシャーの直接確率」から「フィッシャーの直接確率検定」に変更しました。
- 「度数分布と円グラフ」から「カテゴリカルデータの度数分布」に変更しました。(Ver 2.10)
エクセル統計2012からの変更点
新しく追加された手法
基本統計・相関
- ドットプロット
- 量的データのドットプロットを作成します。
- 統計グラフ(データベース形式)
- データベース形式のデータからヒストグラム、幹葉表示、箱ひげ図、ドットプロット、カーネル密度曲線、平均値グラフを作成します。
- 級内相関係数
- ある検査における検者内や検者間の信頼性または再現性の指標である級内相関係数を計算します。
- 散布図行列
- 変数のすべての組み合わせにおいて散布図を出力します。
2標本の比較
- 母平均の差のメタ分析
- 同じテーマに対する複数の研究の結果を統合し、2つの群の母平均の差の有意性を検定します。
- 中央値検定
- 中央値を用いて対応のない2つの標本を比較検定します。
- ブルンナー=ムンツェル検定
- 対応のない2標本の母集団分布の同一性を検定します。
- 2標本コルモゴロフ=スミルノフ検定
- 度数分布を用いて対応のない2つの標本を比較検定します。
- 符号検定
- 各ペアの差の符号を用いて対応のある2つの標本の差を比較検定します。
分散分析・多重比較
- 比率の多重比較
- 対応のない多標本について、Marascuilo手順による比率の多重比較を行います。
- 直交配列表の作成
- 水準データから、直交配列表を作成します。
- 乱塊法
- ブロックの中で条件をランダムに割り付けた実験計画表を作成します。
- 一対比較
- 官能試験などにおける比較対ごとのデータを分析します。
ノンパラメトリック検定
- 中央値検定
- 中央値を用いて対応のない2つの標本を比較検定します。
- ブルンナー=ムンツェル検定
- 対応のない2標本の母集団分布の同一性を検定します。
- 2標本コルモゴロフ=スミルノフ検定
- 度数分布を用いて対応のない2つの標本を比較検定します。
- 符号検定
- 各ペアの差の符号を用いて対応のある2つの標本の差を比較検定します。
時系列分析・曲線のあてはめ
- 単位根検定
- 時系列データが単位根過程に従うかを検定します。
- 共和分検定
- 複数の単位根過程を持つ時系列データに共和分の関係が見られるかを検定します。
多変量解析
- 順序ロジスティック回帰分析
- 病気の重症度などのように3カテゴリー以上の順序尺度のデータが目的変数のとき、ロジスティックモデルをあてはめ、1個以上の説明変数から目的変数を予測する順序ロジスティック回帰分析を行います。
- プロビット回帰分析
- 致死率などの0以上1以下の確率データが目的変数のとき、プロビットモデルをあてはめ、1個以上の説明変数から目的変数を予測するプロビット回帰分析を行います。
- 線形混合モデル
- 1階ネストした変量効果を持つ重回帰分析を行います。
- 正準相関分析
- 多変量データにおいて、それぞれ複数の変数を含む2つの変数群に分けられるとき、グループ間の相関の程度を表す正準相関係数を計算します。
- 多次元尺度法
- データベース形式の多変量データから距離行列を作成しトーガソンの方法やサモンマッピングにより低次元にマッピングします。
- 多次元尺度法(行列形式)
- 非類似度行列(距離行列)を低次元にマッピングします。
- 数量化Ⅳ類
- データベース形式の多変量データから距離行列を作成し低次元にマッピングします。
- 数量化Ⅳ類(行列形式)
- 類似度行列を低次元にマッピングします。
特殊なグラフ
- 縦方向の折れ線グラフのデータ範囲の変更
- 書式設定済みの「縦方向の折れ線グラフ」のデータ範囲を別のデータ範囲へ変更することで、「縦方向の折れ線グラフ」を出力する度に書式設定を行う手間を省くことができます。
- ピラミッドグラフ
- 人口ピラミッドなど、2変数の分布を対比して視覚化する際に用います。
ユーティリティ
- カテゴリー変数への変換
- 連続変数をカテゴリカルデータに変換します。
- 乱数の生成
- 特定の確率分布に従う乱数を生成します。
- 傾向スコアマッチング
- 傾向スコアから1vs1マッチングを行います。
新しく追加された機能・変更のあった機能
基本統計・相関
- 記述統計量
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。
- 層別の記述統計量・相関比
- 二乗平均平方根、幾何平均、調和平均、中央値、第1・第3四分位数と四分位範囲、変動係数、尖度、歪度を出力するオプションを追加しました
- 母平均の推定を出力するオプションを追加しました。指定した信頼度による母平均の信頼区間(下限値・上限値)が出力されます。
- 変数ごとに層別要因のカテゴリーと統計量でクロス集計した出力を追加しました。
- 度数分布とヒストグラム
- ヒストグラム上部に横向きの箱ひげ図を同時に出力できるオプションを追加しました。
- 箱ひげ図
- 箱ひげ図の数値軸の最大値、最小値を設定するオプションを追加しました。
- 箱ひげ図に平均値とその95%信頼区間を出力できるオプションを追加しました。
- 正規確率プロットと正規性の検定
- シャピロ=ウィルク検定を追加しました。
- ドットプロット
- ドットプロット上に平均や標準偏差を表示するオプションを追加しました。
- ドットプロットの数値軸の最大値、最小値を設定するオプションを追加しました。
- ドットプロットのデータ点の散布方法を設定するオプションを追加しました。
- ドットプロット上に標準誤差を表示するオプションを追加しました。
- 外れ値検定
- 外れ値を検定する方法として、「Smirnov-Grubbs」に加えて「Thompson」、「Masuyama」、「Dixon」を追加しました。任意の有意水準を設定できるようにし、「両側検定」もしくは「片側検定」の選択ができるオプションを追加しました。
- 「方法」で[Masuyama]を選択した際に、従来通りの検定に加えて未知サンプルに対する棄却限界の推定を行うオプションを追加しました。
- 相関行列と偏相関行列
- 相関関係を無向グラフとして出力するオプションを追加しました。
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。
- 相関行列と偏相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。
- [有意な偏相関のみエッジを描画する]オプションで、任意の有意水準を設定するオプションを追加しました。
- ケンドールの順位相関行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。
- 順位相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。
- 分析可能なデータサイズ範囲を3,000件から60,000件へ拡大しました。
- スピアマンの順位相関行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。
- 順位相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。
- 分析可能なデータサイズ範囲を3,000件から60,000件へ拡大しました。
- 分散共分散行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。
- 散布図行列
- 分析に使用する変数をダイアログ上から指定できるように変更しました。
- 相関行列をヒートマップで表示するオプションを追加しました。
- 散布図内に回帰直線を表示するオプションを追加しました。
- 散布図行列の上三角要素に相関係数を表示するオプションを追加しました。
1標本の推定と検定
- 母比率の推定
- 「確率分布」オプションを廃止し、新たに「信頼区間の計算」オプションを追加しました。また、「確率分布」オプションにおける「正規分布」と「F分布」を、「信頼区間の計算」オプションにおける「Wald法(正規分布)」と「Clopper-Pearsonの正確法(F分布)」へそれぞれ変更しました。併せて、「信頼区間の計算」オプションとして「Wilsonのスコア法」、「Agresti-Coull法(調整Wald法)」、「Jeffreys法」を追加しました。
2標本の比較
- 母平均の差の検定(表形式)
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。
- 母平均の差の検定
- ランク化した値について、効果量、t検定とその検出力を追加しました。また、任意の「有意水準(α)」を設定できるようにし、「両側検定」もしくは「片側検定」が選択できるようになりました。「中央値検定」、「マン=ホイットニーのU検定」、「ブルンナー=ムンツェル検定」、「2標本コルモゴロフ=スミルノフ検定」の4つのノンパラメトリック検定を同時に行えるオプションも追加しました。
- 母平均の差の検定(対応あり)
- 「符号検定」と「ウィルコクソンの符号順位和検定」の2つのノンパラメトリック検定も同時に行えるオプションを追加しました。
- マン=ホイットニーのU検定
- 2標本のサンプルサイズの合計が20以下の場合に、正確検定が出力されるようになりました。
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。
集計表の作成と分析
- カテゴリカルデータの度数分布(旧:度数分布と円グラフ)
- 出力されるグラフ形式を従来の「円グラフ」に加えて、「縦棒グラフ」、「累積縦棒グラフ」、「横棒グラフ」、「累積横棒グラフ」から選択可能となるオプションを追加しました。
- クロス集計表の作成と分析
- 度数を含むデータからクロス集計表を作成するオプションを追加しました。
- リスク差を出力するオプションを指定した際、リスク差を列方向から行方向へ計算するよう変更しました。
- リスク比・オッズ比
- リスク差を列方向から行方向へ計算するよう変更しました。
- コクラン=マンテル=ヘンツェル検定(旧:多層の2×2表の検定)
- 層ごとのオッズ比をグラフ化するフォレストプロットを追加しました。
- コレスポンデンス分析
- 行プロファイル表、列プロファイル表の出力を追加しました。
分散分析・多重比較
- 一元配置分散分析
- 等分散を仮定しない分散分析としてWelch、Brown-Forsytheの2つの検定結果を追加しました。
- 一元配置分散分析(対応あり)、二元配置分散分析(対応あり)、多元配置分散分析(対応あり)
- Mauchlyの球面性検定の結果と、球面性を仮定しない分散分析としてGreenhouse-Geisser、Huynh-Feldt-Lecoutre、Chi-Muller、下限値の4つの検定結果を追加しました。
ノンパラメトリック検定
- マン=ホイットニーのU検定
- 2標本のサンプルサイズの合計が20以下の場合に、正確検定が出力されるようになりました。
- 英語での出力に対応しました(ヘルプの「出力言語の設定」において[英語]を選択している場合)。
生存分析・ハザード分析
- カプラン=マイヤー法
- 生存時間の平均値と中央値の95%信頼区間を追加しました。累積生存率の95%信頼区間算出方法として「変換なし」、「対数変換」、「二重対数変換」、「逆正接変換」、「ロジット変換」を選択できるオプションを追加しました。
- データが1群のみの場合でも分析を実行できるよう変更しました。
- Cox比例ハザードモデル
- 「1-生存率グラフ」、「累積ハザードグラフ」、「log-log生存率グラフ」、「ノモグラム」の出力を追加しました。また、ケースごとの統計量として、「基準生存率」、「基準累積ハザード」、「生存率、「累積ハザード」、「log-log生存率」の出力を追加しました。
時系列分析・曲線のあてはめ
- 移動平均法
- 複数列のデータを選択した際に、分析単位に「列ごと」もしくは「指定範囲全体」を選択できるオプションを追加しました。また、分析可能なデータサイズ範囲を600件から10,000件に拡大しました。
- 指数平滑法
- 複数列のデータを選択した際に、分析単位に「列ごと」もしくは「指定範囲全体」を選択できるオプションを追加しました。また、分析可能なデータサイズ範囲を600件から10,000件に拡大しました。
多変量解析
- 重回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- 二項ロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- ROC曲線を出力するオプションを追加しました。
- ノモグラムを出力するオプションを追加しました。
- 多項ロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- 順序ロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- 条件付きロジスティック回帰分析
- 度数を含むデータから分析するオプションを追加しました。
- クロンバックのα
- [線形結合している変数を含めて分析する]オプションを追加しました。
- クラスター分析
- 各クラスターに所属している個体あるいは変数の表を出力できるようになりました。
- 階層クラスター分析において個体分類を選択時に使用可能な変数を20列から50列へ拡大しました。
- 数量化3類
- データの種類が「0/1型」の場合、1以外のセルがすべて空白、あるいは1以外のセルがすべて0でなければ分析を実行できないよう仕様を変更しました。
管理図・ROC曲線
- ROC曲線
- ROC曲線下の面積の95%信頼区間と有意性の検定結果、および2つのROC曲線の曲線下の面積の差の95%信頼区間と差の有意性検定の結果を追加しました。
- 分析可能なデータサイズの行数の上限を10,000行から60,000行に変更しました。
特殊なグラフ
- 三角グラフ
- 層別の変数や3つの頂点の変数を設定するオプション、平均値を出力するオプションを追加しました。
- 軸ラベルの表示位置について、三角形の「頂点」または「辺」を選択するオプションを追加しました。
- 1軸、2軸、3軸の配置について、1軸を三角形の上の頂点として、2軸と3軸を時計回りに配置するか反時計回りに配置するかを選択するオプションを追加しました。
- ピラミッドグラフ
- 入力データを出力する際、出力方向を「上から」と「下から」から選択できるオプションを追加しました。
ユーティリティ
- データ変換
- 分析結果に変換後のデータの基本統計量を追加しました。
- 乱数の生成
- 多変量正規分布に従う乱数を出力するオプションを追加しました。
ヘルプ
- リプレイ
- 直前に分析を行ったデータに対し、同じデータを選択して再度ダイアログを表示する機能を追加しました。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから設定できます。
- 設定オプションの出力
- 結果を新規シートに出力する機能において、実行した日時、分析を行ったブック名やシート名、ダイアログ上で設定したオプションの内容を出力する機能を追加しました。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから設定できます。
- 出力言語の設定
- 「記述統計量」、「母平均の差の検定(表形式)」、「マン=ホイットニーのU検定」について、日本語で出力するか英語で出力するかを選択する機能を追加しました。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから設定できます。
- BellCurveマイページ
- ブラウザを表示し、弊社が運営するBellCurveマイページへアクセスします。「エクセル統計」タブの「ヘルプ」メニューから実行できます。
新しく分析可能となったデータ形式
2標本の比較
- 母平均の差の検定
- エクセル統計2012まではグループごとに各列に整理された表形式のデータからしか分析できませんでした。エクセル統計では、ケースごとに各行に整理されたデータベース形式のデータからも分析できるようになりました。
- 「2標本の比較」メニュー内に、従来の「母平均の差の検定(表形式)」に加えて「母平均の差の検定(データベース形式)」を追加しました。
- 母平均の差の検定(対応あり)
- エクセル統計2012まではグループごとに各列に整理された表形式のデータから分析していましたが、エクセル統計では、ケースごとに各行に整理されたデータベース形式のデータから分析できるようにデータ入力範囲を指定するダイアログを変更しました。
生存分析・ハザード分析
- カプラン=マイヤー法
- エクセル統計2012まではグループごとに各列に整理された表形式のデータからしか分析できませんでした。エクセル統計では、ケースごとに各行に整理されたデータベース形式のデータからも分析できるようになりました。
- 「生存分析・ハザード分析」メニュー内に、従来の「カプラン=マイヤー法(表形式)」に加えて「カプラン=マイヤー法(データベース形式)」を追加しました。
メニュー名の変更
基本統計・相関
- 従来の「基本統計」メニューに、「共分散・相関・順位相関」の「相関行列・偏相関行列」、「ケンドールの順位相関行列」、「スピアマンの順位相関行列」、「分散共分散行列」を統合し、「基本統計・相関」メニューとしました。
- なお、エクセル統計2012から「層別の記述統計量」と「層別要因との相関比」が「層別の記述統計量・相関比」に統合されています。相関比を求める際はオプションをチェックしてください。
1標本の推定と検定
- 従来の「平均の推定・検定」、「比率の推定・検定」、「分散の推定・検定」の3つのメニューから「母平均の推定」、「母平均の検定」、「母分散の推定」、「母分散の検定」、「母比率の推定」、「母比率の検定」をまとめて「1標本の推定と検定」メニューとしました。
2標本の比較
- 従来の「平均の推定・検定」、「比率の推定・検定」、「分散の推定・検定」の3つのメニューから「母平均の差の検定(旧:2群の母平均の差の検定)」、「母平均の差の検定(対応あり)(旧:2群の母平均の差の検定(対応あり))」、「等分散性の検定(旧:2群の等分散性の検定)」、「母比率の差の検定(旧:2群の母比率の差の検定)」をまとめて「2標本の比較」メニューとしました。
- また、「ノンパラメトリック検定」メニュー内の「中央値検定」、「マン=ホイットニーのU検定」、「ブルンナー=ムンツェル検定」、「2標本コルモゴロフ=スミルノフ検定」、「符号検定」、「ウィルコクソンの符号順位和検定」をこの「2標本の比較」メニューからも使用できます。
多変量解析
- 「多変量解析」メニューの「多重ロジスティック回帰分析」を「二項ロジスティック回帰分析」に名称変更しました。エクセル統計2012 / 2015で追加された「多項ロジスティック回帰分析」と「条件付きロジスティック回帰分析」、「順序ロジスティック回帰分析」が加わり、4つのロジスティック回帰分析を使用できるようになりました。
メニュー上の表記の変更
- 「相関行列・偏相関行列」を「相関行列と偏相関行列」に変更しました。
- 「リスク比・オッズ比」を「リスク比とオッズ比」に変更しました。
- 「多層の2×2表の検定」を「コクラン=マンテル=ヘンツェル検定」に変更しました。
- 「多層のk×2表の検定」を「拡張マンテル検定」に変更しました。
- 「フィッシャーの直接確率」から「フィッシャーの直接確率検定」に変更しました。
- 「グッドマン・クラスカルのγ」を「グッドマン=クラスカルのガンマ」に変更しました。
- 「グッドマン・クラスカルのτ」を「グッドマン=クラスカルのタウ」に変更しました。
- 「連関比率法」を「連環比率法」に変更しました。
- 「クロンバックのα」を「クロンバックのアルファ」に変更しました。
- 「サンプル・チェック」を「欠損値チェック」に変更しました。
- 「度数分布と円グラフ」から「カテゴリカルデータの度数分布」に変更しました。
※ 本製品の仕様およびパッケージの内容は、改良のため予告なく変更される場合があります。