自己相関 : Autocorrelation
概要
継続する1組の時系列データ内において、1期前、2期前と時点をずらしていった場合の、データ内部における自己相関係数(過去からの影響の大きさ)を求めます。
n個の時系列データがあるとき、自己相関係数は1期前からn-2期前までを計算します。計算された自己相関係数を元に、コレログラム(時間を横軸に、自己相関係数を縦軸にした棒グラフ)が作成できます。
周期性のあるデータでは、何期前のデータと自己相関係数が高いかを調べることで、周期の区間数を調べることができます。例えば5日周期のデータであれば、5日、10日と5の倍数の日が山となるコレログラムが描かれます。
分析例ファイルのダウンロード
自己相関を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。
なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。
処理対象データ
データベース形式
データサイズ範囲 | 処理対象データ | |||
---|---|---|---|---|
行数 | 列数 | 数値 | 文字列 | 空白 |
5~2,000行 | 1列 | ○ | × | × |
※:○…処理可、×…処理不可、欠…欠損値として除く
出力内容
観測値 | データ入力範囲のデータ |
---|---|
自己相関係数 | 各ラグ(期のずれ)における自己相関係数 |
Box-Ljung | 帰無仮説:「自己相関関係はない」について、Box-Ljung検定を行った結果が出力されます。 |
偏自己相関係数 | 各ラグにおける偏自己相関係数 |
【グラフ】自己相関係数・偏自己相関係数 | 自己相関係数と偏自己相関係数の縦棒グラフです。横軸にラグを、縦軸に自己相関係数をとったグラフのことを「コレログラム」と呼びます。 |