科学のことばとしての数学統計学のための数学入門30講
2016/04/14
価格(定価)3,190円
出版日2005年4月
出版社朝倉書店
著者: 永田 靖
単行本: 215ページ
ISBN-10: 4254116330
ISBN-13: 978-4254116335
統計検定2級は取れたので、更にステップアップしたいから難しい本を購入した。しかし、いざ開いてみると、突然知らない数学記号や表記であふれていて読めない。
そのような状況の方にお勧めの本です。
多変量解析や最尤法などで用いる「偏微分」、「重積分」、「線形代数」、「二次形式」などについて解説されており、書籍紹介の数学レベル★★★☆☆から★★★★☆までの線形代数や微分の知識については、この本を読めばある程度カバーできるようになるでしょう。
数理統計の教科書で詰まることも少なくなるはずです。
しかし、微分・積分が本当にさっぱり分からないという人がこの本から始めるにはお勧めできません。
本当に数学アレルギーの方にとっては、もう少しやさしい書籍から始める方がよいと思います。
そのような場合は、高校の数学Ⅱや数学Ⅲの教科書で「指数や対数」、「微分と積分」を一通り読むことが一番の近道となるでしょう。