「原因と結果」の経済学データから真実を見抜く思考法
2020/03/19
価格(定価)1,760円
出版日2017年2月17日
出版社ダイヤモンド社
著者:中室牧子,津川友介
単行本:209 ページ
ISBN-10: 447803947X
ISBN-13: 9784478039472
本書は因果推論の入門書として有名です。記述統計の初歩で相関関係を学びますが、相関関係があっても因果関係があるとは限りません。例えば下記のような相関関係があるデータに対して、「因果関係がある」と言ってしまっても良いのでしょうか?
・子供にテレビを見せると学力は下がる。
・偏差値の高い大学へ行くと収入は増える。
本書では因果関係と相関関係は別物であるということを具体例で説明しており、「RCT」、「差分の差分法」、「操作変数法」、「回帰不連続デザイン」、「傾向スコアマッチング」など、計量経済学、医療分野で実際に使われている手法を紹介しています。難しい数式も出ないことからこれから因果推論を勉強したいという方には最適なテキストとなっています。
<文/川原 祐哉(和から株式会社)>