データサイエンスシリーズ9 環境と健康データリスク評価のデータサイエンス
2016/04/27
価格(定価)3,850円
出版日2002年6月
出版社共立出版
著者: 柳川 堯
単行本: 201ページ
ISBN-10: 4320120086
ISBN-13: 978-4320120082
毒性物質のリスク評価では、第1種の過誤は「毒性がないのに毒性を検出してしまう」、第2種の過誤は「毒性があるのに毒性を検出できない」ということになります。通常の検定では第1種の過誤が消費者危険、第2種の過誤が生産者危険ですが、リスク評価では消費者危険と生産者危険が入れ替わります。したがって、通常の検定と同じようにp値に重きをおいてリスク評価してしまうと消費者危険を見逃す可能性があります。本書では、この違いを踏まえつつ、リスク評価に統計的手法をいかにして用いるか、具体例を交え丁寧に解説しています。