クラスター分析(凝集法)
階層的クラスターでは、サンプル間の距離がすべての組み合わせに対して測定され、距離の近いものからつぎつぎと統合されます。また、サンプルとサンプルが統合されたクラスターも新たなサンプルと考えられ、統合が行われるたびに距離が測定され、統合が繰り返されます。
その過程と結果は樹状図(デンドログラム)に示され、樹状図を見ながらクラスター数を決めることができます。ただし、階層的クラスターでは、計算量が多いため、サンプルサイズが大きいデータには適用できないという欠点があります。そのため、サンプルサイズが多いデータには非階層的クラスター(k-means法)を用います。
クラスター分析(凝集法)を行う
- 分析ボタンの [クラスター分析 凝集法の実行]をクリックします。
- 分析項目を指定し、クラスター分析(凝集法)を実行します。
項目リストから項目を選択し、説明変数へ追加します。[OK]ボタンをクリックし分析を実行します。
タイトル クラスター分析(凝集法)のタイトルを入力します。 説明変数-数量項目 項目リストから説明変数をボタンを押して選択します。 (250個までの指定ができます) 分類 リストから[個体分類]、[項目分類]のいずれかを選択します。 距離計算 リストから[ユークリッド汎距離]、[基準化ユークリッド距離]、[マハラノビスの距離]のいずれかを選択します。 合併後の距離計算 リストから[最短距離法]、[最長距離法]、[メディアン法]、[重心法]、[群平均法]、[ウォード法]のいずれかを選択します。 抽出条件 必要に応じて抽出条件リストから抽出条件を指定します。 - クラスター分析(凝集法)の結果が表示されます。
- 出力された分析結果を保存するには[保存の確認メッセージ]の[はい]をクリックします。
メインメニューの[ファイル]→[分析結果の保存]からも実行できます。
- 保存先のフォルダとファイル名(拡張子.wan)を指定し[保存]をクリックします。
- データファイルにサンプル統計量を保存します。(固体分類のときのみ)
保存するサンプル統計量をクリックしてチェックマークを付け、[保存する] をクリックします。データファイルサンプルスコアが追加保存されます。
サンプル統計量を保存する必要のない場合は[保存しない]をクリックします。