医療系研究論文の読み方・まとめ方論文のPECOから正しい統計的判断まで
2016/08/31
価格(定価)3,300円
出版日2010年5月13日
出版社東京図書
著者: 対馬 栄輝
単行本: 247ページ
ISBN-10:4489020732
ISBN-13: 978-4489020735
著者は、論文での統計解析の読み方・まとめ方として次の11のチェックポイントを挙げ、7種の統計解析について解説している。特に、6から9のポイントについては近年のトレンドになってきているものの、初心者向けに分かり易くまとめた本が無かったのでありがたい。
- 1)解析の目的
- 2)検定手法
- 3)記述統計、情報記載
- 4)グラフ、表
- 5)欠損値,脱落例,外れ値の扱い
- 6)信頼区間の提示
- 7)β(第2種の誤り)、検出力の問題
- 8)サンプルサイズ
- 9)効果量
- 10)交絡
- 11)統計ソフト
取り上げられている統計解析は、差の検定、分散分析、相関、回帰分析、分割表の検定、多重ロジスティック回帰分析、主成分分析・因子分析。初心者の理解を促すため厳密には正しくない記述をしているところもある。欄外の注意書きはしっかり読んでおいた方が良い。