X-Rs管理図 ： X-Rs Chart
概要
長さや重さなどの計量値が毎回の検査で一個しか得られない場合に用います。毎回の検査値（X）と前回の検査値との差（移動範囲）から、X管理図とRs管理図を作成します。
分析例ファイルのダウンロード
X-Rs管理図を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。
なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。
処理対象データ
データベース形式
| データサイズ範囲 | 処理対象データ | |||
|---|---|---|---|---|
| 行数 | 列数 | 数値 | 文字列 | 空白 |
| 3～1,000行 | 1列 | ○ | × | × |
※：○…処理可、×…処理不可、欠…欠損値として除く
設定項目
Excelの［エクセル統計］タブから、［管理図・ROC曲線］→［X-Rs 管理図］を選択すると以下のダイアログが表示されます。
- データ入力範囲 必須
- ラベルを含まない量的データの範囲を指定します。「空白」や「文字」のセルを含む場合は計算を行いません。
- 管理限界線を超える群を排除する
- 管理限界線を超える群を排除して管理図を作成する場合、このチェックボックスをオンにします。初期設定はオフになっています。
出力内容
| X管理図 | 各「検査値（X）」、「中心線（CL）」、「上方管理限界（UCL）」、「下方管理限界（LCL）」の値 |
|---|---|
| 【グラフ】X管理図 | 各「検査値（X）」、「中心線（CL）」、「上方管理限界（UCL）」、「下方管理限界（LCL）」を表す折れ線グラフ |
| Rs管理図 | 各群の「移動範囲（Rs）」、「中心線（CL）」、「上方管理限界（UCL）」、「下方管理限界（LCL）」の値 |
| 【グラフ】Rs管理図 | 各群の「移動範囲（Rs）」、「中心線（CL）」、「上方管理限界（UCL）」、「下方管理限界（LCL）」を表す折れ線グラフ |
| 異常値 | ［管理限界線を超える群を排除する］をオンにした場合、管理限界線を超えるデータの「件数」とそれぞれの「データNo.」、「X」、「範囲」が出力されます。 |
