逆行列の計算 : Inverse Matrix Computation
概要
正方行列(行・列の数が等しい行列)Aに対して、AX=XA=I(Iは単位行列)となるような行列Xが存在するとき、XをAの逆行列といいます。Aの逆行列はA-1と表されます。
逆行列の出力とともに行列式の値も出力します。
分析例ファイルのダウンロード
逆行列の計算を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。
なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。
処理対象データ
データベース形式
データサイズ範囲 | 処理対象データ | |||
---|---|---|---|---|
行数 | 列数 | 数値 | 文字列 | 空白 |
2~100行 | 2~100行 | ○ | × | 欠 |
※:○…処理可、×…処理不可、欠…0として処理
※:データは正方行列であること
設定項目
Excelの[エクセル統計]タブから、[ユーティリティ]→[逆行列の計算]を選択すると以下のダイアログが表示されます。
- データ入力範囲 必須
- 正方行列の範囲を指定します。ラベルを除いて2行×2列以上のデータが必要です。「空白」は0として計算します。「文字」のセルを含む場合は計算を行いません。
- 先頭行をラベルとして使用
- 入力範囲の先頭行がラベルの場合、このチェックボックスをオンにします。初期設定はオンになっています。
- 先頭列をラベルとして使用
- 入力範囲の先頭列がラベルの場合、このチェックボックスをオンにします。初期設定はオンになっています。
出力内容
逆行列と行列式の値を出力します。逆行列が計算できないケースもあります。