データ変換 : Data Conversion
概要
各変数のデータについて、データ変換を行います。データ変換には次の14種類があります。
変換の種類
変換の種類 | 数式 | 説明 |
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標準得点/z得点※ | mは平均値、sは標準偏差を表しています。標準得点の平均値は0、標準偏差は1になります。 | |
偏差値/Z得点※ | mは平均値、sは標準偏差を表しています。Z値の平均値は50、標準偏差は10になります。 | |
偏差値/T得点※ | pr(x)はxのパーセンタイル順位、m'とs'はpr(x)の平均値と標準偏差です。T値は平均値50、標準偏差10の正規分布に従います。 | |
一次関数変換 | パラメータaとbを指定してください。 | |
逆数変換 | 0による割り算を避けたい場合はパラメータaを指定してください。 | |
累乗変換 | パラメータaを指定してください。 | |
累乗根変換 | パラメータaを指定してください。 | |
対数変換 | 底aを指定してください。自然対数の場合は「e」とします。また、log(0)を避けたい場合はパラメータbを指定してください。 | |
指数変換 | パラメータaを指定してください。自然対数の底の場合は「e」とします。 | |
ロジット変換 | 比率xのオッズの自然対数です。 | |
プロビット変換 | 標準正規分布の累積確率密度がxとなるようなx'へ変換します。 | |
角変換 | 比率xの分布を正規分布に近付けます。比率xが0や1に近いときは分散が小さいですが、変換により分散を安定化します。 | |
ボックス=コックス変換 | パラメーターaを指定してください。データの分布を正規分布に近付けるための変換です。 | |
パーセンタイル順位 | − | xの相対的な順位を0から1の間の値で表します。最小値は0、最大値は1に変換されます。 |
※:標準偏差の値は、データ構成に合わせて[標本]の場合は不偏推定値を、[母集団全体]の場合は母数を用います。
分析例ファイルのダウンロード
データ変換を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。
なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。
処理対象データ
データサイズ範囲 | 処理対象データ | |||
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行数 | 列数 | 数値 | 文字列 | 空白 |
3~60,000行 | 1~250列 | ○ | 欠 | 欠 |
※:○…処理可、×…処理不可、欠…欠損値として除く
出力内容
基本統計量 | 各変数の「サンプルサイズ」、「平均値」、「不偏分散/分散」、「標準偏差」 |
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変換の種類 | ダイアログで設定した「変換の種類」と「パラメーターの値」 |
変換後の基本統計量 | 各変数のデータ変換を行った後の「サンプルサイズ」、「平均値」、「不偏分散/分散」、「標準偏差」 |
変換の結果 | 各変数のデータ変換を行った結果 |