固有値分解 : Eigenvalue Decomposition
概要
相関行列や分散共分散行列などの対称行列からQR法を用いて固有値分解を行います。指定されたデータが三角行列の場合、自動で対称行列を作成して計算を行います。なお、三角行列そのものの固有値分解には対応していません。
分析例ファイルのダウンロード
固有値分解を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。
なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。
処理対象データ
データベース形式
データサイズ範囲 | 処理対象データ | |||
---|---|---|---|---|
行数 | 列数 | 数値 | 文字列 | 空白 |
2~100行 | 2~100列 | ○ | × | 欠 |
※:○…処理可、×…処理不可、欠…0として処理
※:対称行列または三角行列であること
設定項目
Excelの[エクセル統計]タブから、[ユーティリティ]→[固有値分解]を選択すると以下のダイアログが表示されます。
- データ入力範囲 必須
- 対称行列または三角行列の範囲を指定します。ラベルを除いて2行×2列以上のデータが必要です。「空白」は0として計算します。「文字」のセルを含む場合は計算を行いません。
- 先頭行をラベルとして使用
- 入力範囲の先頭行がラベルの場合、このチェックボックスをオンにします。初期設定はオンになっています。
- 先頭列をラベルとして使用
- 入力範囲の先頭列がラベルの場合、このチェックボックスをオンにします。初期設定はオンになっています。
- 固有値が大きい順に出力する
- 固有値が大きい順に出力する場合、このチェックボックスをオンにします。初期設定はオンになっています。
出力内容
固有値と固有ベクトルを出力します。