- 数学ノート
- 統計学で使う数学
積分の計算
ある関数を積分する際に、といった具体的な区間が与えられた場合には、
という関係となるを用いて、と引き算することで答えを算出できます。次に、このを求めるための公式を紹介します。
■xnの積分公式
の形で表される関数の積分は、次のように計算できます。
例えば、を積分するととなります。この際、を微分したものがとなる関係から考えることもできます。また、を0から3まで積分すると次のようになります。
■kxnの積分公式
のように、ある関数を定数倍した関数の積分は次のように計算できます。
この2つの公式を利用すると、2つの関数との和からなる関数の積分は、次のように計算できます。
例えばの関数の積分計算は、の項との項をそれぞれ積分したものを足し合わせたものと等しくなります。この関数を1から3まで積分すると次のようになります。
【例題】
次の3つの積分を計算してみましょう。
1.
2.
3.
【こたえ】
1.
2.
3.