- 数学ノート
- 統計学で使う数学
微分の計算
■xnの微分公式
関数を微分すると、導関数は次のようになります。
例えば、を微分するとに、を微分するととなります。一方、のように、を定数倍した関数は次のように計算できます。
■kxnの微分公式
この式は、「定数倍」は微分の前後で値が変わらないことを表しています。例えばを微分する場合、と考え、の微分がであることからと計算できます。
この2つの公式を利用すると、のような多項式は次のように微分できます。
この式は、いくつかの関数の和で表される関数はそれぞれ微分したものを足し合わせたものと等しいことを表します。例えばは、とについてそれぞれ微分したものを足し合わせればよいので、を微分するとと計算できます。
【例題】
次の3つの関数をxについて微分するとどうなるでしょうか。