- Step1. 基礎編
- 5. データの集計と表現
5-2. 棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフ
■棒グラフ
棒グラフは、データの大きさを棒の高さで表したグラフです。例えば、ある学校の定期試験の平均点のデータから棒グラフを作成してみます。
教科 | 平均点(点) |
---|---|
国語 | 60.3 |
数学 | 52.7 |
理科 | 80.5 |
社会 | 76.7 |
英語 | 64.7 |
次のように複数の項目を比較したい場合にも棒グラフを使うことができます。
■円グラフ
円グラフはデータの大きさを全体の円に対する割合で表したものです。項目ごとに割合を算出することで、円グラフを描くことができます。例えば、あるクラス30人の好きなスポーツのデータから円グラフを作成してみます。
スポーツ | 人数(人) | 割合 |
---|---|---|
サッカー | 12 | 40 % |
野球 | 8 | 27 % |
テニス | 7 | 23 % |
水泳 | 3 | 10 % |
円グラフを描く時にはいくつかのコツがあります。
- 円グラフに項目や割合を書く
- ドーナツグラフにして合計値を中央に書く
- 項目が多すぎる場合はまとめる
- 項目の多い順番に並べる
円グラフの中に項目や割合を書くことで、ひと目で見て分かりやすい円グラフになります。
円グラフの全体の値を示すことで、各項目の占める割合が具体的にどの程度か分かりやすくなります。
項目が多すぎる場合、円グラフにしてしまうとそれぞれの項目の割合が分かりにくくなってしまうことがあります。少ない割合の項目は、「その他」としてまとめてしまうことで、見やすい円グラフとなります。
項目の割合が大きい順に並べることで、データの大小関係や順位が分かりやすくなります。
■折れ線グラフ
折れ線グラフは、グラフにプロットされたデータの点を時間の経過に従って直線で結んだものです。時間の推移を表すデータ(時系列データ)に対して用いられることが多く、値の変化が捉えやすくなります。例えば、2015年の東京の降水量の月合計値(mm)のデータから折れ線グラフを作成してみます。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
---|---|---|---|---|---|---|
降水量(mm) | 92.5 | 62.0 | 94.0 | 129.0 | 88.0 | 195.5 |
月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|
降水量(mm) | 234.5 | 103.5 | 57.0 | 57.0 | 139.5 | 82.5 |
出典:国土交通省気象庁
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