- Step1. 基礎編
- 1. 統計ことはじめ
1-2. おすすめの書籍と電卓
「統計学の時間 Step1. 基礎編」は統計検定®2級程度の統計の知識を身につけることを目的としています。統計検定®は「一般財団法人 統計質保証推進協会」が実施する統計の実力をはかるための試験で、1級、準1級、2級、3級、4級の5つの級があります。CBT(Computer Based Testing)方式により、1級以外は希望の場所・日時で受験することができるようになりました(詳しくはこちら)。
大学の一般教養レベルの「2級」が統計学の基礎知識がひと通り身につくレベルとなっています。
■おすすめの4冊!
ここでは、統計検定®2級をめざすために目を通しておくとよいと思われる本を紹介します。まずは超有名な通称「赤本」、こと東京大学出版会の『統計学入門 (基礎統計学)』です。この本をひと通り理解できれば統計検定®2級を突破できる力が身につきます。
ただし、この「赤本」は統計学に初めて触れる方にとっては結構難しいので、先に『はじめての統計学』もしくは『入門 統計学』をひと通り理解しておくと進みが早いかもしれません。この2冊には難しい数式がほとんど使われていないので、数学に苦手意識をもつ方にも読みやすい本です。『入門 統計学』は分散分析を含め、統計検定®2級の範囲を少し超える部分まで網羅されています。
2017年1月からの統計検定®2級向け社内勉強会では、こちらの『コア・テキスト統計学』を使いました。統計検定®2級の範囲が、計算式も含めて一通りまとまっています。
■問題を解いて腕試し!
ひと通りの統計学基礎が身についた方は、次の2冊で腕試しをしてみるてはいかがでしょうか。『基本統計学』はとにかく問題が豊富です。『日本統計学会公式認定 統計検定® 2級 公式問題集[2018~2021年] 』は、統計検定®2級の過去問が5回分載っています。統計検定®2級では電卓の使用が認められています。普段電卓をあまり使わない方は、電卓を使いながら計算を解くことに慣れておくことが重要です。
■統計検定®2級で使える電卓
統計検定®2級では次のような四則演算や百分率、平方根の計算ができる一般電卓又は事務用電卓を使うことができますが、関数電卓は使用不可です。ご注意ください。
1. 統計ことはじめ
事前に読むと理解が深まる- 学習内容が難しかった方に -
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統計学の導入書