検査の性能を表す指標の一つ。検査で検出したい信号や疾患を有さないもののうち、検査が正しく陰性と判断したものの割合。真陰性率のこと。 \displaystyle \frac{d}{b + d} 疾患 合計 あり なし 検査 陽性 a(真陽性) b(偽陽性) a+b 陰性 c(偽陰性) d(真陰性) ...
2×2のクロス集計表から得られた値に対する信頼区間の求め方は、「母比率の信頼区間の求め方」で学んだ方法と同じです。母比率pの95%信頼区間は次の式から求められます。 \displaystyle \widehat{p}-1.96 \times \sqrt{\frac{\widehat{p}(1-\widehat{p})}{n}} \leq p \leq \widehat{p} + 1.96 \times \sqrt{\frac{\...
クロス集計表とは2つのカテゴリーに属するデータをそれぞれのカテゴリーで同時に分類し、その度数を集計したものです。その中でも、各カテゴリーが2つずつのものを2×2のクロス集計表といいます。次の表はある病気の検査結果と、実際にその病気に罹患しているかどうかを2×2のクロス集計表にまとめたものです。 ...
※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 今年になって人間ドックを受けたところリウマチ因子の検査で陽性反応が出た。リウマチ因子についての説明には「陽性の人の約 40% が関節リウマチである」と書いてある。人間ドックの医師も、掛かりつけの医師も「今のところ心配しなくていいですよ」と言っているが...
2行×2列のクロス集計表から求めることのできる統計量にはいろいろなものがあります。 入力フォームの合計以外の4つのセル(a、b、c、d)に度数を入力して[計算]ボタンを押すと計算結果のフォームに結果が表示されます。度数の合計が1万件以下の場合に結果を表示します。 【入力フォーム】 疾患 ...
※ このコンテンツは「エクセル統計(BellCurve for Excel)」を用いた解析事例です。 分析データ 下図は、45人の患者を対象に行った2種類の検査の結果と疾患の有無のデータです。エクセル統計を用いてROC曲線を作成することで、2つの検査の性能を比較します。 ダイアログの設定 下図のようにセル範囲「B3:C3」...
例題: 日本人の0.01%が罹患しているある病気について考えます。この病気の検査方法では、実際に病気に罹患している人が陽性と判定される確率が95%、逆に罹患していない人が陰性と判定される確率は80%であると言われています。 ある人がこの病気の検査を受けて陽性という判定を受けた時、本当にこの病気に罹患し...
検査の性能を表す指標の一つ。検査で検出したい信号や疾患を有さないもののうち、検査が正しく陰性と判断したものの割合。TNFと表すこともある。特異度のこと。 \displaystyle \frac{d}{b + d} 疾患 合計 あり なし 検査 陽性 a(真陽性) b(偽陽性) a+b 陰性 c(...
検査の性能を表す指標の一つ。検査で検出したい信号や疾患を有さないもののうち、検査が誤って陽性と判断したものの割合。FPFと表すこともある。1-(特異度)として計算される。 \displaystyle \frac{b}{b + d} 疾患 合計 あり なし 検査 陽性 a(真陽性) b(偽陽性) a...
検査結果が陰性の人に着目して、非患者に対する患者の比がどの程度変化したかを表す量。(1-感度)/特異度で求められ、-LRと表すこともある。値が小さいほど検査が有用であることを示す。 疾患 合計 あり なし 検査 陽性 a(真陽性) b(偽陽性) a+b 陰性 c(偽陰性) d...