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  • Step0. 初級編
  • 10. データの読み方

10-1. データを分析して結果をまとめよう1

新しい年、新しい気持ちで迎える1月―――久しぶりに会う友達と冬休みの思い出話で盛り上がります。これから3学期の3ヶ月間を使って、12月と冬休みに行った研究をまとめて、みんなの前で発表することになりました。

次に示すのはくろの研究発表です。




くろ:ぼくは、『ねこ第1小学校の1年生は家でどのようなお手伝いをどのくらいしているのか』について研究を行いました。ぼくの家には、毎朝郵便受けに牛乳が届きます。その牛乳を取ってくるのがぼくのお手伝いの内容です。他のみんながどんなお手伝いをやっているのか気になったので、この研究をやってみました。

お手伝いをしていますか?

くろ:まずはじめに、この研究でアンケートを取った1年生50匹がお手伝いをしているかどうかを円グラフにまとめました。

先生:円グラフは項目ごとの割合を表す場合に使います。性別のように項目が少ない場合には円グラフを使うととても分かりやすくなります。もし項目が多い場合には、いくつかの項目を「その他」としてまとめてしまうとよいでしょう。→【参考】5-2. 棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフ



くろ:次に、お手伝いをしている猫が「何のお手伝いをしているか」と「1週間に何日お手伝いをしているか」を棒グラフにまとめました。

何のお手伝いをしていますか?

1週間に何日お手伝いをしていますか?

くろ:「何のお手伝いをしていますか」という質問には、やっているお手伝いをすべて答えてもらいました。その結果、食器並べが20匹で一番多かったです。その他、植木の水やりや郵便受けから新聞などを取ってくるというお手伝いも多かったです。

くろ:「1週間に何日お手伝いをしていますか」という質問では、「7日」という答えが一番多かったです。普段行っているお手伝いは、毎日行う日課のようになっている場合が多いのかなと思いました。次に多かったのは「5日」という答えで、これは平日だけ担当しているお手伝いなのかなと思いました。

先生:棒グラフでは、順位を明確にしたい場合には「何のお手伝いをしていますか」のグラフように値が大きい順に並べると見やすくなります。



これらの結果から、それぞれのお手伝いをする1週間の平均日数を計算してみました。

お手伝い1週間の平均日数
食器並べ6.5
植木の水やり6.2
新聞、手紙、牛乳を取る6.0
洗濯物取り込み3.8
風呂掃除3.2
草むしり2.9
買い物1.5
ゴミ捨て1.2

くろ:食器並べや植木の水やりなどのやっている匹数の多いお手伝いは、お手伝いをする1週間の平均日数が多かったです。逆に、買い物やゴミ捨てなどはお手伝いをする1週間の平均日数が少なかったです。買い物やゴミ捨てなどは毎日必要な仕事ではないというのがその理由かもしれません。



くろ:最後にお手伝いは楽しいかどうかについてまとめました。

お手伝いは楽しいですか?

くろ:ぼくの家では、お手伝いをやると家族が褒めてくれるのでお手伝いをやるのは楽しいです。けれども、そうではない場合もあるということがこの結果から分かりました。自分から進んでやっている場合はお手伝いが楽しいけど、親から言われてしぶしぶやっている場合はあまり楽しくないのかなと思いました。どういうきっかけでお手伝いをやるようになったかについても聞いてみればよかったと思いました。

先生:「お手伝いは楽しいですか?」の回答のように、回答する選択肢が3段階(楽しい、ふつう、楽しくない)になっているものを「3件法」といいます。回答する選択肢が5段階(楽しい、やや楽しい、ふつう、やや楽しくない、楽しくない)になっているものを「5件法」といいます。



くろ:この研究では、休み時間に一匹一匹に質問しに行って答えをノートにメモするのが大変でした。質問の紙を50枚作っておいて、質問の答えに鉛筆で丸をつけてもらうだけにしておけばもう少し楽にできたかなと思いました。

先生:くろの感想の中に、「質問の紙を作っておけばよかった」というものがありました。この質問の紙のことを「質問紙」といいます。また、紙に印刷された質問に回答してもらう調査方法のことを「質問紙法」といいます。「質問紙法」はアンケート調査でよく使われる方法です。

10. データの読み方

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