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  • Step0. 初級編
  • 2. さまざまなグラフ

2-3. 積み上げ棒グラフを読み取ってみよう

5月のねこ第1小学校の遠足は、動植物園に行ってお弁当を食べた後、アスレチック公園で遊ぶというスケジュールでした。大きな動物に興奮し、見たことのない植物に目を輝かせ、思い思いに遊び、めいっぱいと楽しんだようです。このワクワク感が冷めないうちに、今回の遠足で一番も楽しかったものについて聞いてみた結果が次の表です。

動物園植物園お弁当・おやつアスレチック公園合計
1年生50202010100
2年生30251550120
3年生25254040130
4年生40104020110
5年生2515203090
6年生205104075
合計4540105100

この結果を2-2章で学んだモザイク図で表すと次のようになります。

ただし、モザイク図は棒の高さがすべて等しくなっているため、それぞれのカテゴリーの各層の合計度数については分かりません。例えば、学年ごとの匹数はすべて異なっていますが、その差をモザイク図で表現することはできません。

このような場合には棒グラフを使います。棒グラフを使うと合計度数の差を表現することができます。ここで使うのは「積み上げ棒グラフ」です。通常の棒グラフと同様に、棒の高さが合計度数を表します。

このグラフから、3年生が最も多く、6年生から3年生にかけて徐々に匹数が増えてきているということが分かります。それぞれの棒の中の四角形の高さはクロス集計表の度数を表します。例えば、1年生のうち動物園が一番楽しかったと答えたのは50匹です。

このグラフを見ると、1年生では動物園が楽しかったと答えた割合が高く、6年生ではアスレチック公園が楽しかったと答えた割合が高いことが分かります。3年生と4年生ではお弁当・おやつの時間が楽しかったと答えた割合が他の学年の比べてやや高かったようです。

積み上げ棒グラフはこのようなアンケート結果のほか、時系列データに対しても使うことができます(時系列データについては3-1章で詳しく学びます)。例えば、次に示した10年ごとの新入猫とその兄弟姉妹の数をまとめたデータから積み上げ棒グラフを描いてみます。

0匹1匹2匹3匹4匹5匹以上合計
1978年55102060100200
1988年51025354560180
1998年102040252530150
2008年15530401010110
2018年20152030105100
合計5555125150150205740


このグラフを見ると、徐々に新入猫の数が減ってきていることが分かります。また、4匹以上の兄弟姉妹をもつ新入猫の数も減ってきており、それに伴って兄弟姉妹のいない一人猫の割合が徐々に増えてきています。

2. さまざまなグラフ

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