ガンマ分布

以下の式で表される確率分布のこと。ただし\alpha>0とする。

 f(x) =\begin{cases}{0} & x < 0\\{\frac{\lambda^\alpha}{\Gamma(\alpha)} x^{\alpha - 1} e^{-\lambda x}} &  0  \leq  x\end{cases}

\Gamma(x)はガンマ関数を表す。確率変数Xがガンマ分布に従っているとき、確率変数Xの期待値は E(X)=\displaystyle \frac{\alpha}{\lambda}、分散 V(X)=\displaystyle \frac{\alpha}{\lambda^2} となる。

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ガンマ関数

以下の式で表される関数(x>0)のこと。カイ二乗分布、t分布、F分布の確率密度関数の定義に利用される。x=1のときは指数分布となる。

\Gamma(x) = \displaystyle \int_0^{\infty} e^{-t}t^{x-1} dt

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  • ExcelGAMMA , GAMMALN , GAMMA.PRESICE

感度

検査の性能を表す指標の一つ。検査で検出したい信号や疾患を有するもののうち、検査が正しく陽性と判断したものの割合。真陽性率のこと。

 \displaystyle \frac{a}{a + c}
  疾患 合計
あり なし
検査 陽性 a(真陽性) b(偽陽性) a+b
陰性 c(偽陰性) d(真陰性) c+d
合計 a+c b+d a+b+c+d

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頑健性

ある統計的手法が、必要としている条件または仮定を少々満たしていないようなデータにおいてもほぼ妥当な結果を与えるとき、この統計的手法は頑健性があると言う。

間隔尺度

名義尺度、順序尺度の性質に加えて、等間隔性の性質も併せ持つ尺度のこと。

例えば、温度で0℃、1℃、2℃には大小関係があり、かつ等間隔でもある。しかし、摂氏と華氏の2種類の温度単位があるように、原点と単位の大きさの取り方は自由であり、間隔尺度同士の掛け算や割り算は意味をなさない。

カプラン=マイヤー法

生存時間分析の手法の一つで、生存率曲線を描くことで生存時間の推定を行う。各時点i におけるイベント総数をd_i、全観察対象者数をn_iとしたとき、時点tにおける生存関数\widehat{S}(t)は下式から算出される。

 \widehat{S} (t) = \displaystyle \prod_{i:t_i \leq t} \displaystyle \frac{n_i - d_i}{n_i}

\widehat{S}(t)はあるイベントが時間t以下では起こらない確率を示す。横軸に時間を、縦軸に生存率をプロットしたグラフを生存率曲線と呼ぶ。

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確率密度関数

連続型確率変数Xについて、ある関数y=f(x)が下式を満たすとき、f(x)Xについての確率密度関数となる。

 f(x) \geq 0, \hspace{20px} \displaystyle \int_{-{\infty}}^{\infty} f(x)dx = 1

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このとき、確率変数Xについて、下のように表現できる。

 P(a \leq x \leq b) =\displaystyle  \int_a^b f(x)

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