トピックス&ニュース
-
ブログ
2024/6/11
2024年5月の統計WEBのページビュー数
2024年5月は、145万PVとなりました。昨年同月比で 104.5% となっています。 2022年6月から2024年5月までの2年間について、...
-
書籍紹介
2023/3/29
文系の私に超わかりやすく統計学を教えてください!
『マンガでわかる統計学』シリーズの著者、高橋信先生が執筆した教養書です。 リスキリングの潮流の中で、教養のひとつとし...
コンテンツ
SNS
【コラム「統計備忘録」|統計WEB】
— ベルカーブ (@BellCurve_stat) May 29, 2024
対応のあるデータの検定https://t.co/PlZ0mrj7bI
同じ人から条件を変えて複数回のデータをとるケースがあります。例えば、バランスボールでトレーニングする前と後の閉眼片足立ちの時間。このようにして得られたデータを「対応のある」データと言います。
1733年、フランス人のド・モアブルが考えた滑らかな釣鐘型(Bell)の曲線(Curve)に「正規分布」の名前が付いたのは1875年のことです。その後、リアプノフやリンデベルグ、レヴィらによって中心極限定理が証明されると、正規分布は統計学における最も重要な分布となりました。t検定、カイ二乗検定、分散分析などメジャーな統計手法の多くは中心極限定理を応用したものです。
さて、ド・モアブルの発見から3世紀近く経った2016年3月、アメリカ統計学会が「統計的有意性とp値」についての声明を発表しました。これは、p値についての誤解、統計的有意性への過剰な依存を正そうというものです。声明の中で「p値や統計的有意性は、効果の大きさや結果の重要性を測るものではない」と書かれています。ではp値の代わりに何を使えば良いのか、その鍵はBellCurveにあります。