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  • Step0. 初級編
  • 2. さまざまなグラフ

2-2. モザイク図を描いてみよう

2-1章でクロス集計表の作り方について学びました。例えば次のようなクロス集計表があった場合、

かつおぶしにぼしささみチーズ合計
オス25283460
メス20127140
合計4540105100

「モザイク図」を使うと、それぞれの度数の割合をより分かりやすく表現することができます。上のクロス集計表からモザイク図を作ると次のようになります。

モザイク図は、クロス集計表の各層を縦棒の積み上げ棒グラフとして表したグラフのことです(積み上げ棒グラフについては2-3章で詳しく学びます)。モザイク図の横幅はカテゴリーの各層の度数の合計に比例します。上に示したモザイク図の場合、性別のカテゴリーはオス:メス=60:40なので、横幅の比は3:2になっています。

棒の高さはすべて等しくなりますが、それぞれの棒の中の四角形の高さはカテゴリーの各層の度数に比例します。例えばオスについて見てみると、それぞれの度数の割合は次のように計算できます。

かつおぶしにぼしささみチーズ合計
オス25283460
割合0.420.460.050.071.00

したがって、上に示したモザイク図では、オスの四角形の高さの比はかつおぶし:にぼし:ささみ:チーズ=0.42:0.46:0.05:0.07になっています。

このモザイク図を見るとオスとメスとで、持っていきたいおやつ傾向が異なっていることが分かります。特に、にぼしとささみの割合に違いがあるようです。

モザイク図の右端の棒グラフは、オスとメスを合わせた全体における持っていきたいおやつの割合を表しています。すなわち、かつおぶし:にぼし:ささみ:チーズ=45:40:10:5=0.45:0.4:0.1:0.05になっています。

また、縦軸と横軸を逆にしたモザイク図を作ることも可能です。

2. さまざまなグラフ


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