数量化理論

林知己夫によって開発された質的変数を分析する手法のこと。開発者の名前をとって、「林の数量化理論」とも言われる。数量化1類から数量6類まであり、4類までがよく知られている。

数量化4類

いくつかの個体の集まりの中で、すべての個体の組み合わせで個体間の類似度が質的データで与えられているとき、この個体の集まりをおおよそに分類する方法。多次元尺度構成法の一つとされる。

数量化3類

項目とサンプルの反応が0/1の2値型データで示されているとき、項目とサンプルの関連がより明らかになるようにそれぞれに数量を与える方法。1950年代に林知己夫氏によって提案された。

数量化3類、双対尺度法、コレスポンデンス分析、最適尺度法、等質性分析は、ほぼ同じ内容の統計手法である。

水準

実験計画において変化させる条件を因子や要因、処理と言い、その条件においてデータの値を変化させる各項目を水準と言う。

例えば、「温度」と言う要因においては、「5℃」「10℃」「15℃」のように水準を設定する。