真陽性率

検査の性能を表す指標の一つ。検査で検出したい信号や疾患を有するもののうち、検査が正しく陽性と判断したものの割合。TPFと表すこともある。感度のこと。

 \displaystyle \frac{a}{a + c}
  疾患 合計
あり なし
検査 陽性 a(真陽性) b(偽陽性) a+b
陰性 c(偽陰性) d(真陰性) c+d
合計 a+c b+d a+b+c+d

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信頼区間

区間推定において、ある確率(信頼係数)のもとで母数がその内に含まれると推定された区間のこと。信頼限界とも言う。

95%信頼区間とは、無作為抽出を100回繰り返し、そのつど信頼区間を計算した場合、95回くらいは信頼区間中に母数が含まれるということを示す。

真陰性率

検査の性能を表す指標の一つ。検査で検出したい信号や疾患を有さないもののうち、検査が正しく陰性と判断したものの割合。TNFと表すこともある。特異度のこと。

 \displaystyle \frac{d}{b + d}
  疾患 合計
あり なし
検査 陽性 a(真陽性) b(偽陽性) a+b
陰性 c(偽陰性) d(真陰性) c+d
合計 a+c b+d a+b+c+d

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条件付き確率

ある試行において、事象Aが起こったことがすでに分かっている、あるいはそのように仮定した条件下で事象Bが起こる確率のことを、事象Aの条件下で事象Bが起こる条件付き確率と言う。この時の確率をP(B|A)とすると、下式が成り立つ。

 P(B|A)= \frac{P(A \cap B)}{P(A)}

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順序尺度

名義尺度の性質に加えて、順序または大小関係の意味も持つ尺度のこと。

例えば、あるサービスの満足度を、「不満」をa点、「どちらともいえない」をb点、「満足」をc点としたとき、a<b<cという大小関係はあるものの、a-b=b-cということは意味しない。中央値を定義することはできるが、平均値を定義することはできない。

循環変動

時系列データにおける変動のうち、景気変動のように周期は一定ではないが3~15年くらいで周期的に繰り返される変動のこと。

順位回答

調査やアンケートにおいて、質問の選択肢に順位をつける回答形式のこと。すべての選択肢に順位をつける場合と、上位にあてはまる選択肢を回答する場合とがある。