一般化Wilcoxon検定

カプラン=マイヤー法において、2群の生存時間に差があるかを検定する手法。ログランク検定と比較して、相対的に初期に起きた死亡を重く評価するという特徴を持つ。

一様分布

離散型、および連続型確率分布の一つで、確率密度関数が常に一定の値をとる分布のこと。期待値と分散は以下の式で表される。

<離散型> 確率変数xが1以上n以下の自然数をとるとき

 E(X) = \displaystyle \frac{n + 1}{2}
 V(X) = \displaystyle \frac{n^2 - 1}{12}

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<連続型> 確率変数xがa以上b以下の値をとるとき

 E(X) =  \displaystyle \frac{a + b}{2}
 V(X) =  \displaystyle \frac{(b - a)^2}{12}

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一次関数変換

任意の値abを用いて、データxax+bに変換すること。

 x \longmapsto ax + b

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一元配置変量モデル

級内相関係数を測定するモデルの1つで、一人の評価者が対象に対して複数回繰り返し評価を行ったときの評価者内信頼性を求めるモデルのこと。

一元配置分散分析

r種類(r \geq 2)の処理が特性値にもたらす効果に差があるかどうかを検定により調べる分析手法。特性値は連続変量であり、k番目の処理の効果をa_kとすると、検定する仮説は以下のようになる。

帰無仮説:「全ての処理効果は等しい」

 H_0 : a_1 = a_2=\cdots=a_r

対立仮説:「処理効果が異なるものがある」

 H_1 : \lnot \lceil a_1 = a_2=\cdots=a_r \rfloor

処理の種類が多い場合、差が検出されにくい。一元配置分散分析では、帰無仮説が棄却された場合でもどの処理間に差があるのかはわからない。どの処理間に差があるかを調べる場合は多重比較検定を利用する。

イェーツの補正 / イェーツの連続修正

2行×2列のクロス集計表のデータに対して行われる補正で、離散型分布を連続型分布(カイ二乗分布や正規分布)に近似させて統計的検定を行う際に用いられる。検出力は低下するが、より正確な検定が可能になる。ij列の観測度数をO_{ij}i 行の合計をn_{i\cdot}j列の合計をn_{\cdot j}、全観測度数の合計をnとすると、イェーツの補正を行ったカイ二乗値\chi_0^2は下式から求められる。

 \chi_{0}^{2} = \displaystyle \frac {n(|O_{11}O_{22} - O_{12}O_{21}| - n/2)^{2}} {n_{1\cdot}\times n_{2\cdot}\times n_{\cdot1} \times n_{\cdot2}}

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アドホック調査

特定の目的のために、調査の企画から、サンプリング、実査、集計、分析、報告までが1回限りで完結する調査のこと。オーダー・メイド調査とも言われる。

パネル調査

赤池情報量規準

統計的モデルの予測性の良さを、観測値と理論値の差(残差)を用いて評価する統計量。値が小さいほど当てはまりが良いと言える。

モデルの対数尤度をL、モデルに含まれるパラメーター数をpとすると、AICは以下の式から求められる。

 AIC=-2\ln{L}+2p