秀吉Dplus Ver.2011

ポイント2:短時間で集計からレポート作成までサポート

秀吉Dplusでは「クイック統計」と「アンケート集計」、「多変量解析」の3種類の分析ツールがありますが、データを集計するなら「クイック統計」か「アンケート集計」を利用します。

1.探索的データ分析に適した「クイック統計」

「クイック統計」は見たい項目をクリックしたりドラッグ&ドロップしたりするだけで、回答傾向を瞬時に「見える化」するツールです。データを入力したら「クイック統計」を起動して、気になっている項目をクリックしてみてください。結果は常にグラフと数値表のセットで表示され、数値だけでは分からないデータ構造にも気づくことができます。

「クイック統計」には「度数分布」、「クロス集計」、「散布図」と3つのタブがありますから、データのチェックから層別分析まで目的に合わせて自由にお使いください。

度数分布

質問項目単位に集計を行い、「度数分布表」と項目のタイプや尺度情報に応じた「グラフ」を表示します。各質問の回答傾向を一目で確認できます。数量項目なら外れ値の有無を確認する、正規分布しているかどうかを確認するときなどにも利用できます。層別に分類して集計する機能も備わっています。

SA−名義尺度(円グラフ)

SAの名義尺度のグラフ初期設定は円グラフ

SA−順序尺度(帯グラフ)

SAの順序尺度のグラフ初期設定は帯グラフ

MA(棒グラフ)

MAのグラフ初期設定は棒グラフ

数量(ヒストグラム)

数量のグラフ初期設定はヒストグラム

クロス集計

では2項目間のクロス集計を行い、項目間の関連を確認することができます。因果関係の原因側の項目を「表側項目」に、結果側の項目を「表頭項目」に指定します。「表頭項目」がSAか数量なら「帯グラフ」が表示され、MAなら「棒グラフ」が表示されます。「表側項目」のカテゴリによって「表頭項目」の回答に違いがあるのなら因果関係の存在が想定できます。カイ二乗検定による独立性の検定の結果もここに表示されます(MAを含まない場合に限ります)。

SAが表頭の場合の例

SAが表頭の場合のクロス集計の例

MAが表頭の場合の例

MAが表頭のクロス集計の例

散布図

2つの項目間の相関を表します。相関係数とその有意性の検定(無相関の検定)の結果も同時に表示します。数量だけでなくSAも指定できます。SAが2カテゴリの場合、無相関の検定の結果は「2群の平均値の差」の検定結果になります。層別要因を分類項目に指定するとカテゴリによる分布の違いも確認できます。

散布図の例

散布図の例:2つの項目間の相関を表す

2.集計レポートの作成に適した「アンケート集計」

「クイック統計」では1回の操作で1個の集計を行いますが、「アンケート集計」ではFAを除くすべての項目を一括して集計することができます。集計表やグラフをExcelにまとめて出力する機能も備えています。数ページ程度のアンケートなら集計結果のExcelファイルを20~30分で作成できます。

単純集計結果のExcelへの出力例

単純集計結果のExcelへの出力例

「アンケート集計」には「単純集計」、「クロス集計」、「度数分布比較」、「平均値比較」の4つの機能があります。

単純集計

1個1個の質問単位の集計をアンケートの分析では「単純集計」と言います。「GT(Ground totalの略)」とも呼び、クイック統計の「度数分布」に相当します。全項目の単純集計が3回のクリックで完了します。

クロス集計

クイック統計の「クロス集計」と同じく2つの項目間でクロス集計を行うための機能ですが、特定の項目を表頭や表側に指定して全部または一部の項目と総当たりで集計を行うことができます。また、3重クロスはもちろん、性別×年齢で平均賃金のクロス表を作るなどといった様々な集計オプションを持っています。

度数分布比較

多項目の評定尺度など同じ選択肢を持つ複数のSAやMAがあるとき、表頭に選択肢を、表側に各項目を配置したクロス集計を行います。複数の評価項目がある満足度調査であれば、どの項目の評価が高く、どの項目の評価が低いといったようなことが一目で分かります。新バージョンからは3重クロスの機能も追加されています。

平均値比較

平均値比較のExcelへの出力例

満足度調査の例:Excelへ出力

複数のSAや数量の項目について同時に平均値を求め、1枚の平均値表と折れ線グラフにまとめます。SD法の結果をまとめる、クラスター間で得点パターンを比較するなど色々な用途に利用できます。SAの場合はカテゴリの階級値を利用して平均値を計算しているので、階級値を反転させれば逆転項目にも対応できます。

3.項目情報から適切な集計方法を自動的に選択

秀吉Dplusには項目情報の中に適切な集計方法を選択するために必要な情報が登録されています。そのことにより、分析者は集計をしたい項目を選ぶだけで簡単に集計表が得られ、また、集計結果は同時にグラフとして表示されるので視覚的にも傾向を把握することができます。特にMAの質問では、Excelや統計ソフトを使うと質問内のカテゴリ毎に集計して手作業でまとめるなど手数が多くなりますが、秀吉DplusならMAであっても1回の操作で集計できます。

また、アンケートでは特定の条件に該当する人だけが対象とする質問があったりします。このような限定条件付きの質問も、限定条件を項目情報に登録しておくことで、集計時には自動的に限定条件の該当者だけに絞って集計を行うので、事前にデータを抽出しておくという手間もありません。

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