秀吉Dplus Ver.2011

ポイント1:アンケート特有のデータに対応

1.質問形式に応じた4つの項目タイプ

アンケートの質問には、選択肢から回答を選んでもらうタイプの質問(Closed-ended questions)と、回答者が思い浮かべた回答を自由に記入してもらうhタイプの質問(Open-ended questions)があります。

前者の質問は選べる選択肢が1個か複数かで「単回答(SA)」「複数回答(MA)」の2つのタイプに分かれます。後者の質問は書き込むのが数量なのか言葉や文章なのかで「数量回答」「自由回答(FA)」の2つのタイプに分かれます。

質問形式に応じた4つの項目タイプ

秀吉Dplusでは、データを入力する前にアンケートのそれぞれの質問項目がこの4つのタイプのどれに相当するかを設定します。さらに、選択肢を選ぶタイプのSAやMAでは選択肢の数も設定しておきます。あとは、秀吉独自のスプレッドシートに、SAやMAなら選択肢の番号を、数量やFAなら回答の内容をそのまま入力していくだけです。

項目リスト一覧:項目名・項目タイプ・カテゴリ数・入力タイプ

秀吉はMAに特徴があります

Microsoft Excelや統計ソフトでは「MA」を入力しようとすると、MAの選択肢の数だけ入力用の列を用意しなければいけませんが、秀吉Dplusでは1個のMAは1列に入力できます。例えば都道府県が選択肢になっているMAはExcelなら47列必要ですが、秀吉Dplusなら1列で済みます。

秀吉の回答データセルウィンドウSAと数量とMA

また、数量回答を集計したい、ヒストグラムを描きたいといった場合でも、秀吉Dplusなら数量をわざわざSAに加工するといった必要もありません。数量項目については階級を自動的に設定する機能があります。

MA(複数回答)の取り扱いや集計がかんたん

2.様々なデータ・チェック機能

アンケートには「前問で○○を選んだ人だけお答えください」とか「さきほどの問いで選んだもの中で、最も重視しているものは何ですか」など、回答を制約する質問がよくあります。こういった質問では誤った回答がしばしば見られます。また、データを入力すれば入力ミスは必ず起こります。回答者の誤り、入力時の誤りを放置しておいて、数パーセントの差異に一喜一憂するのはナンセンスです。

秀吉Dplusでは、回答の制約ルールを項目情報として設定できます。ルールが設定されている項目はルールに反したデータを入力しようとすると警告してくれるので、その場でデータを正すことができます。

「合計チェック」や「ダブりチェック」など、入力済みのデータをチェックする機能も充実しています。こういったチェック機能を利用すれば、Excelなど他のソフトで入力したデータを秀吉Dplusに貼り付けてまとめてチェックすることも簡単にできます。

入力ミスを確実に少なくする方法としてはダブルパンチあります。ダブルパンチとはデータを2回入力して2回とも同じ値が入力されているかをチェックすることです。秀吉Dplusにはベリファイ入力モードがあり、ダブルパンチの2度目の入力のときに使用します。ベリファイ入力モードで1回目と異なる値を入力すると瞬時に警告されるので、1回目と2回目どちらの入力が正しいのかその場で判断できます。

3.複雑なデータ加工にも対応

アンケートの結果を分析していると、「似通っている選択肢をまとめてしまおう」とか「2つの質問の回答を組み合わせて新しい分析軸を作りたい」といったことはよくあります。秀吉Dplusでは、こういったデータ加工のニーズに対して、テーブル変換、関数変換、四則演算の機能を提供しています。

テーブル変換の一覧

SA(単回答)のカテゴリ統合 回答の少ないカテゴリ(選択肢)を統合したり、カテゴリの順番を変更します。
SAをMAへ変換(複数の2択SAをMAへ) 「はい/いいえ」など2つのカテゴリ(選択肢)しか持たない複数のSA(単回答)を1つのMA(複数回答)へと変換します。
SAをMAへ変換(SA積み上げ→MA) 複数の同一カテゴリ(選択肢)のSA(単回答)を1個のMA(複数回答)に変換します。
SAを数量へ変換 年齢などのSA(単回答)のカテゴリを数値に変換します。
数量をSAへ変換 数量の区切り方(階級値)を設定してSA(単回答)へ変換します。
MAのカテゴリ統合AND条件 MA(複数回答)のカテゴリ(選択肢)を統合します。統合するカテゴリを全て選択しているケースが統合されます。(AND条件)
MAのカテゴリ統合OR条件 MA(複数回答)のカテゴリ(選択肢)を統合します。統合するカテゴリのうち一つでも選択していたら、統合されます。(OR条件)
FA(自由回答)をSAへ変換 特定のFAに対し抽出したい複数のキーワードを指定します。FAの回答にキーワードが含まれていば、最初に見つかったキーワードの番号をSAの回答に変換します。
FA(自由回答)をMAへ変換 特定のFAに対し抽出したい複数のキーワードを指定します。FAの回答にキーワードが含まれていば、見つかったすべてのキーワードの番号をMAの回答に変換します。
項目の結合 複数のSA(単回答),MA(複数回答)のカテゴリ(選択肢)を混在させて、一つの項目を作成します。
項目のクロス 2つの項目のカテゴリを掛け合わせて、より細かな分類を作成します。
母集団拡大集計(ウェイトバック集計)を行うため回答者の属性毎にウェイトを設定できます。「ウェイト」が各属性のウエイト値を直接設定するのに対して、「母集団サイズ」は各属性の母集団のサイズを設定します。

母集団拡大集計(ウェイトバック集計)を行う

関数の一覧

DEVS偏差値
LOG常用対数
LOGN自然対数
MAX最大値
MAXITEM最大値項目の順位
MEAN平均値
MIN最小値
MINITEM最小値項目の順位
NOFANS有効回答数
NOFMANSMA有効回答数
NOFNA不明回答数
NORMS基準値
PCTRANKパーセントランク
RANKA昇順順位
RANKD降順順位
ROUND四捨五入
ROUNDDOWN切り捨て
ROUNDUP切り上げ
SDEV標準偏差
SDEVS標準偏差
SDEV標本標準偏差
SQRT平方根
SQSUM二乗和
SUM合計
VA分散
AGE年齢

最新バージョンの秀吉Dplus.2011では、これらの変換機能に加えて、特定の条件に該当するかしないかで回答者を二分する機能も追加されました。

これらの変換機能については一度変換のルールを作成しておくと、オリジナルのデータに追加や修正があるたびに登録ルールに基づいて自動的に変換を行いますから、変換しなおすという作業は必要ありません。

また、多変量解析には、因子分析の因子得点やクラスター分析のクラスター情報を保存するなど、統計解析によるデータ加工も可能です。

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※本製品の仕様および価格や内容について予告なく変更する場合があります。