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数量化2類 : Quantification Method of the Second Type

概要

数量化2類は、説明変数に名義尺度からなる質的データを用いた判別分析といえます。

分析の結果、目的変数の群の数から1を引いた個数の軸(次元)を抽出し、軸ごとにカテゴリースコアが求められます。

分析例ファイルのダウンロード

数量化2類を使用する際のデータの形式やダイアログの指定方法、出力結果などを以下のExcelファイルからご確認いただけます。ダウンロードしてご参照ください。この分析例ファイルは、製品をご購入された場合にも自動でインストールされます。

 ex_09_Multivariate.xlsx

なお、エクセル統計の無料体験版では、分析例ファイルのデータを実際に分析してみることができます。

 無料体験版ダウンロード

処理対象データ

データベース形式

データサイズ範囲 処理対象データ
行数列数判別群総カテゴリー数数値文字列空白
目的変数 3~10,000行 1列 2~10群
説明変数 3~10,000行 1~50列 2~100カテゴリー

※:…処理可、×…処理不可、…欠損値として除く

出力内容

ケースの要約 有効ケース、目的変数のみ不明、説明変数のみ不明、ともに不明、全体の「サンプルサイズ」と「割合」
クロス集計表 表側を各アイテム内の各カテゴリー、表頭を目的変数と各アイテム内の各カテゴリーとしたクロス集計表
カテゴリースコア 軸ごとの各アイテム内の各カテゴリーのカテゴリースコアと定数項の値が出力されます。カテゴリースコアは各カテゴリーの目的変数に対する重みを表します。
レンジ 軸ごとの各アイテム内でのカテゴリースコアの最小値と最大値との差が出力されます。各アイテムの目的変数に対する影響力を表します。
【グラフ】レンジ 各アイテムのレンジの大きさを表す横棒グラフ
目的変数との単相関係数 軸ごとの各アイテムと目的変数との単相関係数が出力されます。各アイテムの目的変数に対する影響力を表します。
目的変数との偏相関係数 軸ごとの各アイテムと目的変数との偏相関係数が出力されます。各アイテムの目的変数に対する影響力を表します。
精度 軸ごとの「相関比η2」の値。モデルのあてはまりの精度を表します。
各群の重心 各群の重心の値。判別の指標となります。
判別結果 表側を目的変数の観測値、表頭を目的変数の「予測値」としたクロス集計表。各目的変数についての「判別的中率」も出力されます。
【グラフ】群別散布図 判別群ごとのサンプルスコアの分布を表す散布図
予測値 目的変数の「観測値」と観測値から算出された「予測値」、各軸の「サンプルスコア」、「各群の重心からの距離 」
グラフ用データ グラフ作成用のデータ

※:ダイアログで[予測値を出力する]にチェックを入れた場合に出力します。

数量化2類 | レンジ 数量化2類 | 群別散布図

参考文献

  • 木下 栄蔵, "わかりやすい数学モデルによる多変量解析入門", 啓学出版, 1987
エクセル統計を使えば、Excelのデータをそのまま簡単に統計解析できます。


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